• "広域化計画"(/)
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  1. 大和高田市議会 2016-03-01
    平成28年3月定例会(第3号) 本文


    取得元: 大和高田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前10時開議 ◯議長(西村元秀君) ただいまより、平成28年3月大和高田市議会定例会を再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯議長(西村元秀君) これより、本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 3 ◯議長(西村元秀君) 各常任委員長より議案審査報告書の提出がありましたので、お手元に配付しておきましたから、ご清覧おき願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 4 ◯議長(西村元秀君) 次に、お手元に配付の陳情文書表のとおり、陳情第1号「未来の有権者のための、模擬投票所設置に関する陳情」が提出されておりますので、ご承知おき願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第1 議第1号平成28年度大和高田市一般会計予算 外 14 件 5 ◯議長(西村元秀君) 日程に入ります。  日程第1、議第1号平成28年度大和高田市一般会計予算ほか、議第2号から議第10号まで、議第35号、議第37号、議第38号、議第46号及び議第47号の15議案を一括して議題といたします。  本件15議案は予算特別委員会に付託して審査をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。18番中谷修一議員。            〔予算特別委員会委員長(中谷修一君)登壇〕 6 ◯予算特別委員会委員長(中谷修一君) 去る3月7日の本会議におきまして予算特別委員会に付託を受けました、議第1号平成28年度大和高田市一般会計予算ほか、議第2号から議第10号まで、議第35号、議第37号、議第38号、議第46号及び議第47号の15議案につきまして審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、一括採決の結果、賛成多数で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第1号平成28年度大和高田市一般会計予算についてであります。  歳入、第1款、市税における市民税についてであります。  委員より、「個人市民税が増額となった要因は、個人所得の増加によるものなのか」との問いに、担当者は、「毎年7月1日に国に提出する課税状況調べによると、平成26年度、平成27年度の比較で個人所得が11億円増加していることから、1人当たりで約3万円、個人所得がふえたものと見込んでいる」と答弁されました。
     次に、第9款、地方交付税についてであります。  委員より、地方交付税の中期的な見通しについてただされたのに対し、担当者は、「質の高い一般財源の確保のため、普通交付税と臨時財政対策債の入れかえが行われるとともに、今後も同水準で確保されるものと考えている」と答弁されました。  次に、第11款、分担金及び負担金における負担金についてであります。  委員より、児童福祉費負担金のうち、私立保育所保育料負担金が減少となった要因をただされたのに対し、担当者は、「私立保育所であったつぼみ保育園が認定こども園となったことにより、保育料の徴収は市ではなく園が行うため、減少となったものである」と答弁されました。  また委員より、がん検診の取り組みについてただされたのに対し、担当者は、「クーポン事業として大腸がんは終了したが、子宮がん・乳がんは継続しており、未受診者には再勧奨を行う。胃がん・肺がんを含めた受診希望を調査し、受診者の増加につなげたい」と答弁されました。  がんの早期発見となる取り組みを要望しておきます。  次に、第12款、使用料及び手数料における使用料についてであります。  委員より、市民交流センターに関する収入は、市民交流センター使用料として予算計上されている280万円だけなのか」との問いに、担当者は、「他に県行政機能が入ることに伴い、行政財産使用料として346万5,000円及び共益費として290万円、また、交流センターで行う託児事業に対し、国、県からそれぞれ170万円の負担金収入がある」と答弁されました。  また委員より、公立保育所使用料が増額となった要因をただされたのに対し、担当者は、「公立保育所使用料について、園児数が22名増加する予定で、徴収する保育料は増加する見込みである」と答弁されました。  次に、第13款、国庫支出金における国庫補助金についてであります。  委員より、立地適正化計画推進事業補助金を受けて行う事業の内容についてただされたのに対し、担当者は、「20年後のあるべき都市の姿を検討するもので、平成28年度は現状把握・分析を行う」と答弁されました。  計画策定においては、生活サービス機能や公共交通の充実のための施策も検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また委員より、立地適正化計画制度で推し進められている施策が本市に見合ったものであるかを十分検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また委員より、「病児保育事業費補助金が計上されているが、何人程度の利用を見込んでいるのか」との問いに、担当者は、「平成27年6月から平成28年1月末までで320人の利用があったため、平成28年度は800人の利用を見込んでいる」と答弁されました。  次に、国庫委託金についてであります。  委員より、自衛官募集事務委託金の用途についてただされたのに対し、担当者は、「自衛官の募集記事を広報誌へ掲載するための経費である」と答弁されました。  次に、第14款、県支出金における県補助金についてであります。  委員より、持続的観光力パワーアップ補助金の内容についてただされたのに対し、担当者は、「観光振興の観点から県が補助するものであり、平成28年度は、未来は元気フェスティバルについて申請する予定である」と答弁されました。  次に、第15款、財産収入における財産売払収入についてであります。  委員より、財産売払収入と固定資産売払収入の内訳についてただされたのに対し、担当者は、「財産売払収入は、開発事業に伴い、里道などの売却が発生することを見込んでの予算計上である。固定資産売払収入は、災害時に備えて布設する相互融通管を、奈良モデル補助金を除く工事費相当額で水道事業へ譲渡するものである」と答弁されました。  次に、第19款、諸収入における雑入についてであります。  委員より、資源ごみ等売払収入を増額された要因をただされたのに対し、担当者は、「ペットボトルの売払単価が上がっているため、増額での計上となっている」と答弁されました。  ごみ処理の広域化も控えており、減量化につながる施策を検討されるよう要望しておきます。  次に、第20款、市債についてであります。  委員より、臨時財政対策債の借換債についてただされたのに対し、担当者は、「20年以内の償還期限で許可を受けた臨時財政対策債について、平成18年に借り入れた3億1,110万円のうち、残りの2億2,430万円を借り換えるものである」と答弁されました。  同じく委員より、借り入れの利率についてただされたのに対し、担当者は、「当時は2.018%であった。直近の利率は0.4%前後を見込んでおり、借換予定の5月には少し上昇することも考えられる」と答弁されました。  借り入れに際しては、よりよい条件となるよう努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また委員より、都市計画債についてただされたのに対し、担当者は、「補助事業に応じて市債を計上している。本郷大中線街路事業は用地買収が終わった箇所については工事を行う予定である。また、大和高田当麻線街路事業は平成27年度に事業認可を受けており、7年間での完了を目指して進めていきたい」と答弁されました。  次に、歳出、第2款、総務費の中の総務管理費における一般管理費についてであります。  委員より、「研修旅費を計上しているが、職員研修についてはどのように考えているのか」との問いに、担当者は、「職員の能力向上のため、市が実施する研修への参加や派遣研修を行っている」と答弁されました。  実務能力の向上は必須であり、潜在能力の発揮に結びつく職員研修のあり方を検討されるよう要望しておきます。  また委員より、委託料におけるストレスチェックの内容についてただされたのに対し、担当者は、「職員のメンタルヘルス不調を未然に防止する一次予防を目的とし、委託先となる外部機関等においてストレスチェック及び面接指導を行うものである」と答弁されました。  同じく委員より、個人のプライバシーに踏み込むこととなるが、データの管理やストレスチェックを受けた後の対応はどのようにするのか」との問いに、担当者は、「データは委託先において厳重に管理されることとなる。また、ストレスチェックの結果を受け、職員から面接の申し出があった場合は、医師により面接指導を行うこととなる」と答弁されました。  導入されるストレスチェック制度をより効果的なものとするよう努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また委員より、「公共施設等総合管理計画策定業務委託料が計上されているが、具体的にどのように進めるのか」との問いに、担当者は、「平成27年1月に策定された公共施設白書を参考に公共施設の現状を捉え、総合戦略の人口ビジョンなどを参考にしながら、老朽化施設の維持管理や更新費用を含め基本的な方針を定める予定である」と答弁されました。  また委員より、委託料が計上されている固定資産台帳作成業務の進捗状況についてただされたのに対し、担当者は、「固定資産台帳の整備は平成27年度から2年間の事業で、平成27年度は道路などのインフラのデータ化を行い、平成28年度は一定価格以上の備品やその他の資産のデータ化を予定している」と答弁されました。  この事業により、市の財政状況が市民にわかりやすいものとなるよう進められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、企画費についてであります。  委員より、「広報誌等配布手数料により広報誌は全戸配布されているのか」との問いに、担当者は、「自治会などを通じて配布しているので、全ての家庭に配布できているものではない」と答弁されました。  市民へ情報を伝達する一番の手段である市広報誌の配布方法について、全戸へ行き届くよう抜本的な検討をされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また委員より、委託料が大きく増額となっている理由についてただされたのに対し、担当者は、「公共バスきぼう号の増車や観光事業を充実するために、ウオークルート案内サインの設置などにより増額となっている」と答弁されました。  また委員より、「きぼう号の運行経路の見直しに当たり、バス停の新設の難しさなどに直面され、デマンド交通など他の交通施策の検討は行われなかったのか」との問いに、担当者は、「運行の空白地を埋めるよう、きぼう号の再編を行ったので、デマンド交通などの検討は行わなかった」と答弁されました。  また委員より、各項目にわたっているオープンシステム利用料の合計額と経費の今後の見通しについてただされたのに対し、担当者は、「合計で7,490万8,800円である。平成29年度以降も大きく変わる予定はないものと考える」と答弁されました。  また委員より、地域づくり補助金の目的と対象者についてただされたのに対し、担当者は、「地域づくりを推進する事業に取り組む団体に対し補助するもので、主に自治会等の住民自治組織が対象である」と答弁されました。  次に、男女共同参画推進費についてであります。  委員より、第3次男女共同参画プラン策定において重視する点についてただされたのに対し、担当者は、「DVの基本計画や女性活躍推進について盛り込む予定である」と答弁されました。  次に、財産管理費についてであります。  委員より、「積立金はどのような考えのもとに積み立てているのか」との問いに、担当者は、「墓地管理基金については売却分を、それ以外については基金残高の利子相当分を予算化している。庁舎整備基金などは財政状況を鑑み、年度末に積み立てている」と答弁されました。  次に、交通安全対策費についてであります。  委員より、防犯カメラの設置が予定されている場所の選定理由と今後の設置の予定についてただされたのに対し、担当者は、「平成28年度では土庫校区と菅原校区でそれぞれ4台の設置を予定しているが、状況に応じて台数の変動はあり得ると考える。設置場所の選定は、犯罪抑止効果や不審者、犯罪者の侵入経路の解明などを考えたものである。また、その他の校区についても4年以内に設置していきたい」と答弁されました。  また委員より、引き上げた放置自転車の処分方法についてただされたのに対し、担当者は、「公示を行った上で業者に売却している」と答弁されました。  より多くの収入確保へとつながる処分方法の検討をされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、市民交流センター運営費についてであります。  委員より、市民交流センターの担当部局についてただされたのに対し、担当者は、「2階は市民部、3階は福祉部、4階は保健部が担当し、館の運営や市民協働に関する担当課を新設したい」と答弁されました。  同じく委員より、「運営経費の総額として1億5,000万円余りが計上されており、今後も同様の費用が必要になると思われるが、これについてどのように認識されているのか。また、市民にとって有益であるかなどの検証は行うのか」との問いに、理事者は、「金額の重みは感じており、市民のメリットとなるような運営に努めたい。また、検証を行い、多くの意見も聞きながら、市民が利用しやすく、活用される施設となるよう努めたい」と答弁されました。  運営や維持に係る経費は多額であり、これからの政策はこれらも鑑みたものとなるよう要望しておきます。  また委員より、施設の人員配置についてただされたのに対し、担当者は、「2階の市民協働や館の運営に関して、職員3名、再任用職員1名、臨時職員2名、3階の託児室等に関して、臨時保育士7名、再雇用職員2名、パート3名、4階の高齢者いきいき相談室等に関して、職員1名、臨時職員3名、再任用職員1名の合計23名である」と答弁されました。  同じく委員より、「利用に関して余り認知はされていない状況に思うが、どのように周知を行うのか」との問いに、担当者は、「パンフレットの作成やホームページへの掲載により広く周知を図りたい」と答弁されました。  施設についての周知を図り、利用促進に努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、徴税費についてであります。  委員より、補助金を計上されている煙友会の活動内容についてただされたのに対し、担当者は、「市内でのたばこ購入を促進するため、パンフレットや携帯灰皿の配布を行っている」と答弁されました。  喫煙に対する社会の考えも捉えた活動にされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、第3款、民生費の中の社会福祉費における総合福祉施設運営費についてであります。  委員より、「総合福祉会館の会議室の利用は、福祉に関連したものに限られるのか」との問いに、担当者は、「福祉団体の利用を優先しており、他の団体には公民館の利用を案内している」と答弁されました。  稼働状況などを精査し、市全体の施設の有効利用を図られたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、人権啓発推進費についてであります。  委員より、ヘイトスピーチに対する取り組みについてただされたのに対し、担当者は、「各関係機関と協力し、中央行動や陳情を行っている」と答弁されました。  現代の人権問題に対応した取り組みを行われるよう要望しておきます。  次に、精神障害者福祉費についてであります。  委員より、「精神障害者医療費には、助成の対象者を手帳2級所持に拡大する費用が含まれているのか」との問いに、担当者は、「それに係る費用と既存の自立支援法による医療費助成が含まれている」と答弁されました。  次に、生活困窮者自立支援事業費についてであります。  委員より、生活困窮者自立支援事業の内容や件数についてただされたのに対し、担当者は、「経済的に困窮し、最低限度の生活を維持することができなくなるおそれがある人への支援である。就労支援や住居確保給付金の支給を行っており、生活保護の申請に至るものや相談のみのものを合わせて、平成28年1月末現在、相談の総数は266件である」と答弁されました。  次に、児童福祉費における保育所費についてであります。  委員より、「臨時雇用賃金の予算額が大きいが、対象人数と雇用形態はどのようになっているのか」との問いに、担当者は、「臨時職員は100名の雇用を予定している。賃金は月額で、雇用期間は半年間の有期ではあるが、更新制度もとっている」と答弁されました。  恒常的に必要な人員を不安定な雇用形態で賄っている実情を改善されるよう要望しておきます。  また委員より、「保育所の待機児童はゼロであるが、年度途中であってもいずれの年齢層でも入所はできるのか」との問いに、担当者は、「施設の定員には達していないが、状況により保育士の確保が伴うこともあり、対応に時間を要することとなる」と答弁されました。  年度途中の復職や就職にも対応できるように努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、児童措置費についてであります。  委員より、児童手当費が減少となった要因についてただされたのに対し、担当者は、「児童数の減少が要因であり、児童手当支給見込みの延べ人数は、平成27年度は8万3,500人で、平成28年度は8万300人を見込んでいる」と答弁されました。  次に、生活保護費についてであります。  委員より、ケースワーカー1人当たりの担当件数と訪問活動についてただされたのに対し、担当者は、「1人当たり100世帯を担当している。また、家庭訪問は、世帯の状況により定められている日数の訪問を行っている」と答弁されました。  次に、第5款、労働費の中の労働諸費における勤労青少年ホーム運営費についてであります。  委員より、施設の利用状況を精査し、勤労青少年ホームの必要性について協議されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、労働諸費についてであります。  委員より、シルバー人材センターの取り組みについてただされたのに対し、担当者は、「平成28年度は農業など新たな分野への検討を働きかけ、登録会員の就労機会の拡充となるように努めたい」と答弁されました。  次に、第6款、農林水産業費の中の農業費における農業振興費についてであります。  委員より、「有害鳥獣捕獲委託料が計上されているが、実績はあるのか」との問いに、担当者は、「猟友会へ委託しており、過去の実績はアライグマを8頭捕獲している。イノシシも出没しており、その対応もあわせて行っている」と答弁されました。  次に、第7款、商工費の中の商工振興費についてであります。  委員より、「特別融資の実効金利は幾らか」との問いに、担当者は、「プライムレートで契約しており、貸し付け金利は2.175%である」と答弁されました。  また委員より、高田活活まつり実行委員会への補助金のあり方についてただされたのに対し、担当者は、「過去の大露天市の流れをくんだ祭りとして捉えており、PTAのご協力のもと、子ども夢街道も同時に開催され、来場者もふえている。引き続き実行委員会への補助としていきたい」と答弁されました。  補助金のあり方を検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  同じく委員より、元気ウィーク実行委員会への補助額が増額となっている理由についてただされたのに対し、担当者は、「新たに机のリースを計上したものである」と答弁されました。  次に、第8款、土木費の中の道路橋りょう費における道路新設改良事業費についてであります。  委員より、迂回路を設置して改良が行われる市道天30号線の着工と完成の時期についてただされたのに対し、担当者は、「平成28年の夏ごろまでに着手し、平成30年3月の完成を予定している」と答弁されました。  次に、都市計画費における都市計画総務費についてであります。  委員より、「基本構想や計画策定など3本の委託料が計上されており、部分的に重複する内容があるのではないかと思われるが、トータルで考えることで費用の圧縮はできないのか」との問いに、担当者は、「奈良県との包括協定において策定するシビックコア地区基本構想都市計画マスタープランをより詳細化する立地適正化計画など、それぞれに違う業務である」と答弁されました。  また委員より、それらの策定業務の業者選定についてただされたのに対し、担当者は、「一定規模の事業については業者選定等審査会を開催するが、これらについては、それぞれの業務に必要な許可を有する業者の中から、実績等を踏まえ、指名競争入札を予定している」と答弁されました。  また委員より、「老朽化している公民館については、シビックコア地区基本構想において検討するのか」との問いに、担当者は、「平成27年度中に素案をまとめ、平成28年度にまちづくりのための検討委員会を設置して協議することを検討している。協議が調った時点で報告できるものと考えている」と答弁されました。  次に、総合公園新設事業費についてであります。  委員より、「用地購入費の坪単価が実際に取引されている価格よりかなり高く見積もられているが、積算の根拠はどうなっているのか」との問いに、担当者は、「道路に面しており、間口が広い真四角という土地の形状から、評価額に加算をした金額で予算計上している」と答弁されました。
     土地の購入に当たって鑑定は行われるが、金額の妥当性を見きわめられたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  同じく委員より、設計委託料の用途についてただされたのに対し、担当者は、「総合公園の残事業である園路整備の設計委託である」と答弁されました。  次に、本郷大中線街路事業費についてであります。  委員より、「事業完了まであとわずかと認識しているが、用地購入費が計上されていないのはどうしてか」との問いに、担当者は、「用地交渉が難航しており、交渉がまとまれば土地開発公社で先行取得を行うこととなる」と答弁されました。  次に、大和高田当麻線街路事業費についてであります。  委員より、事業の完了見込みと今後の補償件数についてただされたのに対し、担当者は、「事業認可は、拡幅が完了している箇所から先、500メートルの区間について、7年間の期間で認可された。平成29年度以降の補償の件数は10件程度である」と答弁されました。  次に、住宅費における市営住宅管理費についてであります。  委員より、住まいづくりアドバイザー委託料の内容についてただされたのに対し、担当者は、「家の建替えやバリアフリーなど、改修についての無料相談を月1回行っている。相談件数は、平成27年度は6件であった」と答弁されました。  現状を見据え、事業の必要性について精査されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また委員より、市営住宅の除却の予定と跡地利用の計画についてただされたのに対し、担当者は、「市場市営住宅の中で、老朽化が著しい8棟の除却を予定しており、平成28年度は2棟の工事を行う。跡地利用については、8棟の除却が終わった時点で検討したい」と答弁されました。  同じく委員より、入居者移転補助金についてただされたのに対し、担当者は、「平成28年度除却予定の住宅に居住する1戸と、平成29年度除却予定の2棟に居住する4戸の移転補助である」と答弁されました。  次に、第10款、教育費の中の教育総務費における教育振興費についてであります。  委員より、外国人講師派遣委託料の内容についてただされたのに対し、担当者は、「外国語指導助手として3名の外国人講師を、全ての小学校、中学校、高校及び幼稚園へ派遣している」と答弁されました。  外国語教育の重要性を鑑み、より一層充実されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また委員より、「児童ホームの受け入れを時間延長されたが、指導員の待遇は改善されたのか」との問いに、担当者は、「指導員の増員及び賃金の引き上げを行った」と答弁されました。  次に、小学校費における学校管理費についてであります。  委員より、「需用費に含まれる図書購入に係る予算の分配を人数等により均一に行っているが、学校により整備の状況が異なっている点をどのように考えているのか」との問いに、担当者は、「各学校へ配分する目安として設定しているが、図書の整備率が低い学校への対応は検討していきたい」と答弁されました。  次に、学校営繕費についてであります。  委員より、平成27年度に各小学校に3台ずつ設置された防犯カメラを1台ずつ増設する理由についてただされたのに対し、担当者は、「学校と協議し、校門付近に増設するものである」と答弁されました。  また委員より、学校カウンセラーの配置についてただされたのに対し、担当者は、「中学校には県から月2回派遣されている。また、青少年センターでは、市独自で配置しているカウンセラーにより対応している」と答弁されました。  次に、社会教育費における社会教育振興費についてであります。  委員より、学校・地域パートナーシップ事業委託料についてただされたのに対し、担当者は、「地域ぐるみで教育活動を支援する取り組みで、小中学校において地域のボランティアにより学習支援や環境整備などが行われている。委託料は、活動に必要な物品等の購入などに使用されるものである」と答弁されました。  次に、公民館費についてであります。  委員より、公民館費として大きく減額となっている理由についてただされたのに対し、担当者は、「定期講座の講師謝礼や光熱水費が減少しているが、運営や利用者へは支障がないものと考える」と答弁されました。  次に、図書館費についてであります。  多くの人に利用される図書館運営に努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、保健体育費における学校給食費についてであります。  委員より、「保護者から徴収している給食費の管理を学校給食会から公会計に移行することは検討しているのか」との問いに、担当者は、「公会計に移行するためのシステムについて検討しているところである。平成29年度以降に導入していきたい」と答弁されました。  次に、体育振興費についてであります。  委員より、「各種スポーツ大会派遣費補助金が増額となっているが、選手への給付額を見直したのか」との問いに、担当者は、「前年の9月議会後、見直しを図り、近畿大会は5,000円、全国大会は1万円、アジア大会は3万円、世界大会は5万円、オリンピック・パラリンピックは10万円にそれぞれ増額を行った」と答弁されました。  次に、学校給食施設新築事業費についてであります。  委員より、中学校給食施設の着工時期や給食開始時期についてただされたのに対し、担当者は、「具体的な工期などについては、補助金の内定を受けてから決定したい」と答弁されました。  また委員より、工事の発注方法についてただされたのに対し、担当者は、「今後、協議を行うこととなるが、1校につき1者ごとの発注で検討していきたいと」と答弁されました。  おいしく安全な給食が提供されるよう、調理業務の委託についても十分な検討をされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、国民健康保険事業特別会計についてであります。  委員より、「近隣市と比較し、国保税の医療分所得割の料率が高いが、引き下げはできないのか」との問いに、担当者は、「平成20年度より現行の料率を維持している。平成30年度には奈良県での広域化も控えていることから、負担増とならないように努めたい」と答弁されました。  また委員より、国保税の滞納繰越分が増加している理由についてただされたのに対し、担当者は、「平成27年度の現年度分の収納率は上がっているが、以前よりの滞納繰越分に上積みすることとなるため、平成27年度当初予算よりも増加している」と答弁されました。  同じく委員より、「収納対策室で納税する体制に変更してから、短期保険証や資格証明書が発行されなかったケースはなかったのか」との問いに、担当者は、「相談に来られた方について発行しなかったケースはない」と答弁されました。  次に、下水道事業特別会計についてであります。  委員より、人口普及率と水洗化率についてただされたのに対し、担当者は、「平成27年度末には人口普及率は58.2%で、水洗化率は86%となる見込みである」と答弁されました。  同じく委員より、「工事実施の周知についてはどのようにしているのか」との問いに、担当者は、「工事の着手前に回覧や各戸へのチラシの配布を行っている」と答弁されました。  次に、駐車場事業特別会計についてであります。  委員より、「平成28年度で起債の償還が終了するが、その後の運営方法について検討を行っているのか」との問いに、担当者は、「機械を用いての24時間体制を大前提に検討を始めている」と答弁されました。  赤字解消に向け、コスト意識を持った運営をされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、介護保険事業特別会計についてであります。  委員より、「介護認定を受けた人で、金銭的に負担が大きいためサービスを受けていない人はいるのか」との問いに、担当者は、「認定率とサービスを受けている率との差は3.1%である。申請時に困りごとや希望するサービスを確認しており、介護保険以外の自費でのサービスを受けるためや、すぐに必要ではない人もあり、金銭的理由などはないものと認識している」と答弁されました。  同じく委員より、認知症対策についてただされたのに対し、担当者は、「認知症に対する正しい理解や啓発のために、講演会の開催やキャラバンメイトとの連携によりサポーターの養成も行っている。また、平成28年3月1日に地域包括支援センター内に認知症初期集中チームを立ち上げた」と答弁されました。  認知症患者を抱える家族に寄り添える施策も講じられたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、水道事業会計についてであります。  委員より、老朽管の現状についてただされたのに対し、担当者は、「平成27年度末において老朽管残延長は1万3,792メートルで、全配水管に対する割合は6.3%となる見込みで、順次更新する予定である」と答弁されました。  また委員より、「水道事業会計は黒字化しているが、市民への還元は予算の中で反映しているのか」との問いに、担当者は、「人口の減少により料金収入が減少しており、経営は厳しい状況である。事務の共同化などを行い、現行の水道料金が維持できるよう努めたい」と答弁されました。  また委員より、水道庁舎の耐震化についてただされたのに対し、「水道庁舎の耐震化工事は平成28年度に実施予定である」と答弁されました。  長期的な視点に立って、水道部局を新庁舎に設置することも検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、病院事業会計についてであります。  委員より、接遇マナーについてただされたのに対し、担当者は、「接遇委員会を設置し、接遇向上のため、職員研修を行っている」と答弁されました。  医療技術とともに、心のケアにつながる対応をされるよう要望しておきます。  また委員より、外来患者数の増加を見込んでいる理由をただされたのに対し、担当者は、「1月から診療を開始している放射線治療により外来患者は増加するものと見込んでいる」と答弁されました。  新しく始まった放射線治療を広く周知されるよう要望しておきます。  同じく委員より、貸倒引当金が倍増している要因についてただされたのに対し、担当者は、「未収金の回収を強化することにより、平成27年度は不納欠損処理を行わなかったため、平成27年度と平成28年度の2年分を計上したものである」と答弁されました。  また委員より、放射線治療棟に係る企業債の償還年数と1年間の経費についてただされたのに対し、担当者は、「放射線治療機器は6億7,900万円で5年の償還、治療棟建設は5億3,200万円で10年の償還を予定している。1年間の経費は、償還に人件費や機器のメンテナンスなどを合わせて、平成32年度までは3億7,000万円、平成33年度以降は1億9,400万円と見込んでいる。収入は、患者数を200人で算定し、2億円を見込んでいる」と答弁されました。  良好な経営状態が維持できるよう努められたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  また委員より、「看護教育が高度化しているが、看護専門学校での教育は充実しているのか」との問いに、担当者は、「優秀な看護師の育成を目指し、少人数制できめ細やかで特色のある教育を行っている」と答弁されました。  4年制大学への進学者も増加している現状を鑑みた対応を検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  なお、議第3号、議第4号、議第8号、議第35号、議第37号、議第38号、議第46号及び議第47号については、提案の趣旨を了といたしました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。 7 ◯議長(西村元秀君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 8 ◯議長(西村元秀君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。  9番沢田洋子議員。 9 ◯9番(沢田洋子君) 委員長の報告がありましたので、日本共産党市議団の態度を明らかにしたいと思います。  議第3号、議第35号、議第37号、議第38号、議第46号、議第47号については賛成ですが、他の議案については賛成することができません。委員長報告に対して一括採決となりますので、反対という立場になります。  以下、反対の理由を述べさせていただきます。  今、総務省の家計調査では、2人以上世帯のうち、勤労者世帯の実質可処分所得が30年前以下の水準に落ち込んでいることが明らかになっています。また、消費税率8%への引き上げで、消費者物価指数が15年に104.6まではね上がり、物価上昇は過去最高の水準となりました。同じく総務省の労働力調査では、安倍政権の3年間で正社員が23万人減った一方、非正規雇用の労働者は172万人ふえています。ミニ経済白書では、パート労働者だけでなく、一般労働者も実質賃金が低下していることを認めています。安倍首相が言う経済の好循環どころか、国民にとっては悪循環が続いています。  そこで、本市の2016年度の予算案を見ますと、一般会計では、子どもの医療費の拡充をはじめ、精神障害者医療助成費の対象者の拡大や、中学校給食施設整備、防犯LED化推進事業などの新たな施策に加え、雨水貯留施設の整備拡充や通学路の整備事業など、引き続いた取り組みも行われます。しかし、今の市の財政状況が、単年度では8年連続、実質収支でも5年連続して黒字財政が続く中、引き続き市民に負担を押しつける行財政改革に取り組む中身になっていると思います。  市税の徴収率向上に向けた取り組みでは、市税と国保税の徴収担当が同じ部署になり、滞納整理の強化が図られています。性質が異なる税が同じ部署となり、福祉の観点から後退へつながるのではという指摘に対し、国保については柔軟な対応をしていただけるということでしたが、国保課の窓口で納税者の相談を受けることはほとんどなく、これまでのように短期証を発行してもらえないという声も広がっています。  また、教育についても、文科省は消費税の増税に伴い就学援助制度の予算を増額していますが、本市の給付額は据え置きのままです。受給率も、小学校で平成27年度では14.2%、中学校で10.4%にとどまっています。就学援助制度の全国の受給率は、平成14年度の15.64%をピークに更新をし続けています。子どもの貧困の広がりは大和高田市でも例外ではないと思います。家計をやりくりしている子育て世帯を応援していくべきだと考えます。  また、市民サービスの低下や公的責任の後退にもつながりかねない職員数と給与の削減についても、職員の能力ややる気を高めるものとなっていません。  クリーンセンターについては、中継地の建設に当たり、市民、地元の意見を聞いた上で十分検討を行うべきですが、市の取り組む姿勢が見えず、建設ありきと言わざるを得ません。  国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療保険事業特別会計についてですが、やはり保険税が高い問題があります。この間、滞納者への限度額認定が発行できないことから、医療費の支払いができないというケースもふえています。これまでにも指摘をさせていただいていますが、市独自の減免制度の整備を進めていただきたいと思います。  下水道事業特別会計ですが、人口普及率を上げる取り組みがされていますが、水洗化率が伸び悩んでいるのが現状です。生活基盤整備を進める取り組みとして、助成金の見直しや行き届いた広報活動を行っていただけますよう、再度要望しておきます。  住宅新築資金等貸付金特別会計は、依然として赤字解消に向けた努力が見えません。他の自治体などの取り組みも学んでいただき、改善へと取り組んでください。  引き続き、市民の暮らしが最優先される市政へと全力を尽くすことを申し上げまして、反対討論とさせていただきます。 10 ◯議長(西村元秀君) ほかに討論はありませんか。  7番米田昌玄議員。 11 ◯7番(米田昌玄君) ただいまの委員長報告に対しまして、公明党市議団として賛成の立場で討論させていただきます。  新規施策予算であります市民交流センター、コスモスプラザ運営経費1億5,200万円、これについては、委員会の中で、高いものではないかという声がありました。この建物の目的はどこにあるのか。1つ、市民や市民団体が集い、イベントやセミナー、講演会等が活発に行われ、地場産品や観光発信拠点となること、2つ、子育て相談、就学前児童の託児・一時預かり機能となること、また、高齢者に対する健康、医療、介護等の相談・支援機能となること、4つ、災害時の第2の防災本部と避難場所となること、この4つの機能がどれだけ有効に機能していくのか、この予算が高いものとなるのか、安いものになるのかは今後判断されることになります。4月24日オープンが決まり、市民や市外の皆様にも広報しながら、この施設を大いに利用していただけるよう取り組んでまいりたいと思います。  また、コスモスプラザを拠点とした3路線6系統に再編された、きぼう号の運行経費5,600万円、この予算は従前の倍額ではありますが、高齢者、障がい者をはじめ、広く市民の皆様にとって重要な交通手段となると考えます。  次に、長年の市民、お母様方の要望でありました、市内3中学校の給食施設整備予算7億7,900万円がつけられました。自校式による調理のため、子どもたちは温かい食事が食べられ、働くお母様方にとっては朝早くから弁当をつくらなくて済む、子どもの食育、働く女性支援となる有効な予算と考えます。  ごみ処理共同事業による焼却費分担金4,100万円については、年間焼却量により高田市の処理量割合28.7%から算出されたもので、10市町村の共同処理広域化計画に基づくもので、新たな取り組みとして評価できます。  ほかにも、公共施設の老朽化対策、自治会への助成予算、防災対策事業費、子どもたちにかかわる医療費助成、教育費、施設整備費、河川治水対策や街路整備事業、公園整備や観光事業、精神障害者医療費助成等、福祉もカバーされております。  一般会計においては237億2,000万円、前年度6月補正後予算額と比較して3億5,100万円、率にして1.5%増の政策重視型積極予算になったと感じております。  また、平成26年度決算に基づく大和高田市の財政状況を見ますと、財政の健全化を示す目安となる経常収支比率は94.9%、県平均96.0%に比べてよいものの、全国平均91.3%には及んでおりません。歳入に対する負債、返済の割合を示す実質公債費比率は11.5%、県平均10.9%より悪い値となっております。財政健全化法に基づく指標は、歳入増と経済活性化につながる予算配分と執行で改善していかなければなりません。  この意味において、安定的な税収確保、地域で仕事をつくるまち・ひと・しごと創生プランや、働く女性支援、働く意欲がある人の就労支援が大切です。今後も有効な経済刺激策を打ち、財政の安定と市民サービスの向上を目指し、取り組んでいただくことをお願いして、賛成討論とさせていただきます。 12 ◯議長(西村元秀君) ほかに討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 13 ◯議長(西村元秀君) ほかに討論もないようですので、これより本件15議案を一括して採決いたします。  本件15議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。  本件15議案は委員長の報告どおり決することに賛成の諸君は起立願います。
               〔賛成者起立〕 14 ◯議長(西村元秀君) 起立多数と認めます。よって、本件15議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第2 議第11号平成27年度大和高田市一般会計補正予算(第4号) 外 15 件 15 ◯議長(西村元秀君) 次に、日程第2、議第11号平成27年度大和高田市一般会計補正予算(第4号)ほか、議第19号から議第33号までの16議案を一括して議題とします。  本件16議案は総務財政委員会に付託して審査をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。6番藤田精子議員。            〔総務財政委員会委員長(藤田精子君)登壇〕 16 ◯総務財政委員会委員長(藤田精子君) 去る3月7日の本会議におきまして総務財政委員会に付託を受けました、議第11号平成27年度大和高田市一般会計補正予算(第4号)ほか、議第19号から議第33号までの16議案について審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、その審査の概要を報告します。  まず、議第11号平成27年度大和高田市一般会計補正予算(第4号)についてであります。  歳入、第13款、国庫支出金の中の国庫負担金についてであります。  委員より、「国保事業に対して国は財政投入を行ったが、本市にはどれくらい配分されたのか」との問いに、担当者は、「平成27年度に国が保険者支援として約1,700億円の国費が投入され、本市には約1億500万円が配分された。割合として、国2分の1、県4分の1で、市の4分の1は民生費繰出金で措置している」と答弁されました。  次に、第16款、寄附金についてであります。  委員より、「図書購入費寄附金はどのような図書に充てられるのか」との問いに、担当者は、「寄附者の意向を尊重し、例年図書の充実を図るため、日ごろ購入できない高額図書等を購入している。図書の選定については指定管理者が行っている」と答弁されました。  次に、歳出、第2款、総務費の中の総務管理費についてであります。  委員より、きぼう号の再編・修正に係る経費をただされたのに対し、担当者は、「12月補正予算の範囲で対応した」と答弁されました。  また委員より、地方創生事業費の報償費の内容についてただされたのに対し、担当者は、「講師謝礼は、市民交流センターの利用促進や協働推進事業の展開に向け、その中心的な役割を担う市民活動団体等を対象に、講師を招いて講習を行うものである。また、講演者謝礼は、広く施設の周知を目的に、集客の手段として著名人等に講演を依頼するものである」と答弁されました。  また委員より、市民交流センター周辺整備工事の内容についてただされたのに対し、担当者は、「バス停から館内への進入路に屋根の設置工事を行い、また、バスの時刻表等及び催事や観光等の案内板の設置工事を行う」と答弁されました。  同じく委員より、「市民交流センター内に設置される県行政機能の施設使用料は、どれくらいを見込んでいるのか」との問いに、担当者は、「使用料は年額約340万円を予定している」と答弁されました。  小さな子どもを対象にした催しなど、市民交流センターへ多くの人を呼び込むことのできる施策を講じられるよう要望しておきます。  次に、第4款、衛生費の中の保健衛生費についてであります。  委員より、病院事業会計補助金の算定基準についてただされたのに対し、担当者は、「普通交付税、特別交付税に算定されている金額を補助金として支出している」と答弁されました。  同じく委員より、「補助金が当初算定よりも大幅に増額となるのはなぜか」との問いに、担当者は、「地方交付税の算定額は毎年変動することから、当初予算を5億円とし、8月の普通交付税決定、12月の特別交付税決定に合わせて増額補正を実施するものである」と答弁されました。  次に、第8款、土木費の中の都市計画費についてであります。  委員より、本郷大中線街路事業の減額及び大和高田当麻線街路事業費の増額理由についてただされたのに対し、担当者は、「本郷大中線街路事業費は、平成27年度で事業認可が終了することを踏まえ、開通を目指したが、用地交渉が難航し、事業が進展せず減額補正を行った。また、大和高田当麻線街路事業費は平成27年11月に事業認可を取得し、本郷大中線街路事業が遅延したことに伴い、用地購入費を増額する予算の組みかえを行ったものである」と答弁されました。  また委員より、「本郷大中線街路事業費を平成28年度に繰越明許を行わず、減額補正を行ったのは、国庫交付金返還に関係し、国土交通省等から繰越明許をすることに対して何らかの指摘があったのか」との問いに、担当者は、「繰越明許に対して国土交通省等からの指摘はなく、用地交渉の難航により事業が完了しなかったことから当初予算を減額したものである」と答弁されました。  次に、第10款、教育費の中の中学校費についてであります。  委員より、「備品購入費が210万円計上されているが、具体的な備品の購入計画は決まっているのか」との問いに、担当者は、「現在購入を予定しているのは、ピアノ等の楽器及びバドミントンの支柱等の運動器具、また、生物の模型セット等である」と答弁されました。  次に、社会教育費についてであります。  委員より、地域未来塾学習支援事業が実施される学校についてただされたのに対し、担当者は、「市内の3中学校及び土庫小学校、陵西小学校、菅原小学校の6校で実施する予定である」と答弁されました。  次に、第12款、公債費についてであります。  委員より、長期債償還利子が減額となった要因についてただされたのに対し、担当者は、「借り入れを予定していた平成26年度事業が繰り越したこと及び借り入れ利率が想定より下回ったことが主な要因である」と答弁されました。  次に、議第20号大和高田市行政不服審査会条例の制定についてであります。  委員より、「行政不服審査会の事務局機能はどこになるのか」との問いに、担当者は、「本市では、市長部局であれば処分に関与しない部署、または市長部局とは別の部署に設置する予定である」と答弁されました。  同じく委員より、行政不服審査会へ審査請求される年間件数の見込みについてただされたのに対し、担当者は、「この10年間で本市に対しての不服申し立ての件数は3件となっている。しかし、行政不服審査法が改正され、公正性の向上、また、審査請求の利便性が図られたことを鑑み、年間3件程度の審査請求があるものと考えている」と答弁されました。  次に、議第21号行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてであります。  委員より、「審理員にはどのような人材を選定するのか」との問いに、担当者は、「現在、行政不服審査に係る業務に精通された行政職員OB等の雇用を考えている」と答弁されました。  法律または行政に関してすぐれた識見を有する人材に委嘱し、公正な行政不服審査ができるよう対応されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、議第27号大和高田市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてであります。  委員より、国の法改正に伴う期末手当の増額であるが、本市の財政状況等を踏まえ、期末手当の増額については賛成できないとの意見が出ました。  次に、議第29号特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例及び旧大和高田市教育委員会の教育長の給与等に関する条例の一部改正については、給料月額減額の特例を繰り返すのではなく、財政状況を見ながら給与水準の見直しを検討されたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  なお、議第19号、議第22号から議第26号、議第28号及び議第30号から議第33号については、提案の趣旨を了といたしました。  以上で質疑が終了しましたので、16議案を一括採決の結果、賛成多数で可決されました。  しかし、議第27号大和高田市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正については、委員会の委員をはじめ、委員外議員からもさまざまな意見があることから、後日、総務財政委員会を開催し、再度審議をいたしました。  委員より、前回の審議では、人事院勧告に基づき、議員報酬においては一定の公正性を維持するという観点から賛成としたが、現在、市政に対して厳しい目が向けられている中、今回の期末手当の増額は見送りたいとの意見や、本市の財政状況を踏まえた中で賛成できない等の反対意見が出ましたので、議第27号を除く分割採決といたしました。  まず、議第11号、議第19号から議第26号まで及び議第28号から議第33号までの15議案を一括して採決を行った結果、全会一致で可決することに決しました。  次に、議第27号大和高田市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について採決したところ、全会一致で否決することに決しました。  議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。 17 ◯議長(西村元秀君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 18 ◯議長(西村元秀君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 19 ◯議長(西村元秀君) 討論もないようですので、これより本件16議案を分割して採決いたします。  まず、議第11号平成27年度大和高田市一般会計補正予算(第4号)ほか、議第19号から議第26号まで及び議第28号から議第33号までの15議案について一括して採決いたします。  本件15議案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。  おはかりいたします。  本件15議案は委員長の報告どおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 20 ◯議長(西村元秀君) ご異議なしと認めます。よって、本件15議案は委員長の報告どおり決しました。  次に、議第27号大和高田市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について、採決いたします。  本件に対する委員長の報告は否決でありますので、原案についておはかりいたします。  本件は原案どおり決することに賛成の諸君は起立願います。            〔賛成者起立〕 21 ◯議長(西村元秀君) 起立なしと認めます。よって、本件は否決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第3 議第12号平成27年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号) 外 13 件 22 ◯議長(西村元秀君) 次に、日程第3、議第12号平成27年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)ほか、議第13号、議第16号から議第18号まで、議第34号、議第36号及び議第39号から議第45号までの14議案を一括して議題といたします。  本件14議案は民生文教委員会に付託をして審査をいたしておりますので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。9番沢田洋子議員。            〔民生文教委員会委員長(沢田洋子君)登壇〕 23 ◯民生文教委員会委員長(沢田洋子君) 去る3月7日の本会議におきまして民生文教委員会に付託を受けました、議第12号平成27年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)ほか、議第13号、議第16号から議第18号まで、議第34号、議第36号及び議第39号から議第45号までの14議案について審査いたしましたところ、次の点を理事者に要望し、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告いたします。  まず、議第12号平成27年度大和高田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)についてであります。  委員より、「歳出、第2款、保険給付費の療養諸費と出産育児諸費、及び、第3款、後期高齢者支援金等でそれぞれ減額補正されているが、人口の減少によるものなのか」との問いに、担当者は、「例年、人口減少も見込んで計上しているが、医療費が前年度対比で約2%程度下がっていることから不用が生じた」と答弁されました。  次に、議第13号平成27年度大和高田市国民健康保険天満診療所特別会計補正予算(第2号)についてであります。  委員より、給料等の人件費減額についてただされたのに対し、担当者は、「職員の人事異動に伴う給料の差額分である」と答弁されました。  同じく委員より、医薬材料費の増額についてただされたのに対し、担当者は、「受診者の増加とインフルエンザの流行により薬品代に不足が生じたものである」と答弁されました。  次に、議第16号平成27年度大和高田市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)についてであります。  委員より、超過勤務手当の増額についてただされたのに対し、担当者は、「地域包括支援課職員の超過勤務手当であり、平成27年度に介護保険法の改正があり、新たに4事業がふえたことにより事務量が増加したものである」と答弁されました。  業務と人員を考慮し、バランスのとれた人事管理をされたいとの意見がありましたので、申し添えておきます。  次に、議第34号大和高田市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてであります。  委員より、本市での家庭的保育事業についてただされたのに対し、担当者は、「現在のところ本市では実施されていない」と答弁されました。  また委員より、「本市では実施されていないとのことだが、今回なぜ条例整備をされるのか」との問いに、担当者は、「今後、保育士不足が進み、待機児童が発生した場合に対応できるよう条文整備を講じるものである」と答弁されました。  同じく委員より、「今後、家庭的保育事業等の認可申請をされた場合、本市はどのような手続をとるのか」との問いに、担当者は、「国が定めている認可の指針に基づき適切に判断することになる」と答弁されました。  次に、議第36号大和高田市重度心身障害老人等医療費助成条例の制定についてであります。  委員より、この条例の制定理由についてただされたのに対し、担当者は、「本市の福祉医療に係る規程は全て条例で明文化されており、この助成制度だけが要綱で定めていたため、今回、条例として定めたい」と答弁されました。  また委員より、「条例の制定に伴い、一部負担金は変動するのか」との問いに、担当者は、「一部負担金は変わらない」と答弁されました。  次に、議第39号大和高田市天満診療所条例の一部改正についてであります。  委員より、「診療科を内科と小児科だけとすることで弊害はないのか」との問いに、担当者は、「医師の専門科目外である放射線科と外科を条例から除外することになるが、診療は現状と変わることなく、地域医療における弊害はないと考えている」と答弁されました。  次に、議第40号大和高田市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部改正についてほか、関連する議第41号及び議第42号についてであります。  委員より、運営推進会議の委員の構成についてただされたのに対し、担当者は、「事業者が設置主体となり、利用者、利用者の家族、地域住民の代表者及び市の職員等で構成される」と答弁されました。  また委員より、本市における認知症者の失踪対策についてただされたのに対し、担当者は、「市及び警察に加え、民間事業者にも協力を得ながら今後も連携を図りたい」と答弁されました。  引き続き、各種機関と連携し、対応されるよう要望しておきます。  次に、議第43号大和高田市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてであります。  委員より、「本市で小中一貫校をつくる計画はあるのか」との問いに、担当者は、「将来的には考えていかなければならない問題だと捉えており、情報収集している段階である」と答弁されました。  次に、議第44号及び議第45号損害賠償の額の決定及び和解についてであります。  委員より、「公用車の運転について日ごろどのような指導を行っているのか」との問いに、担当者は、「平成27年6月に警察による運転業務に係る研修を実施した。来年度以降も引き続き研修を予定しており、職員の公用車による事故の防止に努めたい」と答弁されました。  毎年、本市に過失がある事故が発生しているため、研修等を通じてより一層職員への指導を充実されるよう要望しておきます。  なお、議第17号及び議第18号については、提案の趣旨を了といたしました。
     以上、報告といたします。  また、付託を受けた議案の審査終了後、先般、大和高田市教育大綱が策定され、説明を受けましたので、その概要を報告いたします。  地方教育行政の組織及び運営に関する法律が平成27年4月に改正され、教育に関する大綱を地方公共団体の長が策定することを受け、本市では大和高田市総合教育会議を設置し、市長と教育委員会が協議・調整を行い、大和高田市教育大綱を策定されました。  大綱は、一人ひとりが輝き未来にはばたく大和高田市の人づくりを基本理念と位置づけ、平成28年度から平成30年度までを対象期間とし、教育基本法第17条に規定する基本的な方針を参酌し、第4次大和高田市総合計画にある教育に関する政策目標を踏まえ、本市の基本目標や施策の根本的な方針を定められました。  未来を担う子どもたちのために、市長と教育委員会両者が教育政策の方向性を共有し、協議・調整を万全に尽くし、目標を達成されるよう要望しておきます。 24 ◯議長(西村元秀君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25 ◯議長(西村元秀君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。  10番向川征秀議員。 26 ◯10番(向川征秀君) ただいまの委員長の報告につきまして、日本共産党議員団の態度を表明します。  今回、付託されて審査された議案のうち、議第34号大和高田市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、これについては反対、その他の議案については全て賛成であります。  その理由を申し上げます。  この議第34号の条例改正は、本市の保育の実情に合っておらず、また、今回の省令改正の趣旨とも合致しないということからです。  この家庭的保育事業等については、国の基準をもとにして、各市町村がそれぞれの保育の需要や実態に合わせて基準をつくることになっています。今回、この条例改正の根拠になっているものは、都市部を中心に待機児童が多く発生している地域において、一刻も早く、保育所不足、保育士不足に対応するために、一定期間、小規模保育所、家庭的保育、事業所内保育所等の保育士の配置基準を緩和して、待機児童の解消に努めるものであります。  一方で、本市の保育の実情は、委員会でも審議されましたように、待機児童がないという、この見解に対してはいささか異論がありますが、しかし、本市においては、保育所が絶対的に足りない、保育士が足りない、こういった施設面での不足ではないと認識しています。  そしてまた、委員会では、将来に備えてということが言われましたが、この条例の趣旨、この条例改正案の中にもあるように、「当分の間」という表現が使われており、あくまでもこれは、現行の待機児童が発生している地域において緊急的に保育所不足解消のために行うものであると、そういった趣旨で省令の改正が行われているものであります。  こういった点から、本市の保育の実態に合った条例改正ではないということ、そしてまた、この条例改正が保育士を積極的に雇用しようという動機づけに対してむしろマイナスに作用する危険性があるということ、そして、今回、この省令改正は、待機児童が多く発生している地域において基準を緩和することで、基準に傾斜をつけて、待機児童が多く発生している地域で小規模保育所・事業所内保育所の参入を促して取り組もうということであり、本市のような状況でこの条例を行って基準緩和することは、この省令改正の待機児童解消の趣旨にも合致しないものと考えます。  そうした理由から、この第34号については反対とします。 27 ◯議長(西村元秀君) ほかに討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 28 ◯議長(西村元秀君) ほかに討論もないようですので、これより本件14議案を一括して採決いたします。  本件14議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。  本件14議案は、委員長の報告どおり決することに賛成の諸君は起立願います。            〔賛成者起立〕 29 ◯議長(西村元秀君) 起立多数と認めます。よって、本件14議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第4 議第14号平成27年度大和高田市住宅新築資金等貸付金特別会計補正予算(第2号) 外 1 件 30 ◯議長(西村元秀君) 次に、日程第4、議第14号平成27年度大和高田市住宅新築資金等貸付金特別会計補正予算(第2号)及び議第15号の2議案を一括して議題といたします。  本件2議案は環境建設委員会に付託をして審査をいたしておりましたので、委員会の審査結果の報告を願います。  委員長の報告を求めます。11番泉尾安廣議員。            〔環境建設委員会委員長(泉尾安廣君)登壇〕 31 ◯環境建設委員会委員長(泉尾安廣君) 去る3月7日の本会議におきまして環境建設委員会に付託を受けました、議第14号平成27年度大和高田市住宅新築資金等貸付金特別会計補正予算(第2号)及び議第15号の2議案について審査し、一括採決の結果、全会一致で原案どおり可決することに決しました。  以下、審査の概要を報告します。  まず、議第14号平成27年度大和高田市住宅新築資金等貸付金特別会計補正予算(第2号)についてであります。  委員より、住宅新築資金等貸付金の仕組みについて確認されたのに対し、担当者は、「この事業は、同和対策事業特別措置法に基づき、環境改善対策の一環として実施したものである。本市では、昭和51年度から平成11年度まで、新築住宅の建設資金及び宅地の取得資金等を対象に貸し付け事業を実施した。貸し付け事業の財源は、国の補助金4分の1と残りの4分の3を市債の借り入れで行ったものである。市債の償還は定期的に行っており、債務者から通常償還されれば同水準の残高となるが、債務者からの償還が滞っているため、市債残高と差額が生じるものである」と答弁されました。  次に、議第15号平成27年度大和高田市下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。  委員より、減額補正の理由についてただされたのに対し、担当者は、「補助金の要望額と決定額に差異が生じたため減額するものである」と答弁されました。  以上、議員各位におかれましては、委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げます。 32 ◯議長(西村元秀君) 委員長の報告に対し、質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 33 ◯議長(西村元秀君) 質疑もないようですので、これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯議長(西村元秀君) 討論もないようですので、これより本件2議案を一括して採決いたします。  本件2議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  おはかりいたします。  本件2議案は、委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 35 ◯議長(西村元秀君) ご異議なしと認めます。よって、本件2議案は委員長の報告どおり決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第5 発議第2号軽度外傷性脳損傷・脳しんとうの周知と予防、及びその危険性や予後の相談可能な窓 口などの設置を求める意見書の提出について 外 3 件 36 ◯議長(西村元秀君) 次に、日程第5、発議第2号軽度外傷性脳損傷・脳しんとうの周知と予防、及びその危険性や予後の相談可能な窓口などの設置を求める意見書の提出についてほか、発議第3号、発議第4号及び発議第5号の4議案を一括して議題といたします。  議案の朗読を省略して提案者の説明を求めます。議会運営委員会委員長、13番西川繁和議員。            〔議会運営委員会委員長(西川繁和君)登壇〕 37 ◯議会運営委員会委員長(西川繁和君) ただいま上程になりました、発議第2号軽度外傷性脳損傷・脳しんとうの周知と予防、及びその危険性や予後の相談可能な窓口などの設置を求める意見書、発議第3号無電柱化の推進に関する法整備を求める意見書、発議第4号、児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書及び発議第5号精神障害者に公共交通機関の運賃割引制度の適用を求める意見書の提出につきましては、お手元に配付の文書のとおりでありますので、ご清覧いただくことで説明にかえさせていただきます。どうぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 38 ◯議長(西村元秀君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 39 ◯議長(西村元秀君) 質疑もないようですので、本件4議案は委員会付託を省略して審議をいたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 40 ◯議長(西村元秀君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 41 ◯議長(西村元秀君) 討論もないようですので、これより本件4議案を一括して採決いたします。  おはかりいたします。本件4議案は原案どおり可決することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯議長(西村元秀君) ご異議なしと認めます。よって、本件4議案は原案どおり可決することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程第6 一般質問 43 ◯議長(西村元秀君) 次に、日程第6、一般質問を行います。  質問通告のありました者は5人であります。質問時間につきましては、政友クラブが3時間、公明党は1時間30分、日本共産党は1時間に制限いたします。  最初に、14番仲本博文議員の発言を許します。14番仲本博文議員。            〔14番(仲本博文君)登壇〕 44 ◯14番(仲本博文君) 皆さん、おはようございます。  議長のお許しをいただきましたので、政友クラブの仲本博文が一般質問をいたします。  それでは、通告どおり、12月議会に引き続いて教育委員会について質問させていただきます。  議会での質問は議会でしか答えられないようですので、私自身、本当はこういう場でこういうことを言いたくないのでありますが、何も報告がないということで、この場をおかりさせていただきまして、一つ一つ確認をしながら質問したいと思います。  最初に、12月議会の答弁の中で、副市長は、事案の確認をしますとのことでしたので、そのことについて質問いたします。事案の確認というのは、カラオケボックスに職員を呼び出したということについてでございます。  まず最初に市長に聞きますが、ウルハの会には市職員が9人入っております。これは副市長に誰々という名前も通告しておりますので、その中の何人の職員に事実確認をされたのか、また、どんな質問をして、回答はどうだったのかお聞きいたします。  次に、先ほど言いました、副市長に聞きますが、夜、女性職員をカラオケボックスに呼び出した件について確認はしていただいたのでしょうか。寺井局長の答弁で、その職員を呼ばなければならない状態であったとのことですが、内容も確認していただいたと思いますので、説明をお願いいたします。  次に、教育長に聞きますが、市民の皆さんに誤解を招く偏った行為について指導していきたいと答弁がありましたが、偏った行為はあったのかなかったのか、あったのであれば、指導した内容をお聞かせください。  それと、教育委員の方々もいろいろご苦労され、調査をしていただいたようですが、結果、どうだったのか教えていただけますか。  それから、高田警察に行ったり弁護士の方にも相談に行ったと聞いておりますが、どのような内容で行かれたのか、また、弁護士、警察の方からの答えはどうだったのか、教えていただけますか。  次に、外出時について質問しますが、寺井局長の答弁では、市内での外出については、行き先を部局の中で連絡して、帰ってから口頭での報告で、記録にはつけてはおりませんとのことについて聞きます。法令遵守推進条例が平成24年にできたと思いますけど、この中で、不当要求行為対応マニュアルとありますが、記録または録音することもありますという内容を書いております。この大勢の人数で行ったときも、記録も何もとらず、これは不当要求には何も当たらなかったのか、ただその会の寄り集まりで行ったのか、局長の答弁を求めます。  それと、副市長の答弁で、所属長の了解をとって外出をするとのことですが、市立病院職員の次長が、昨年夏ごろ、教育委員会の職員と同じように、ある学校に行き、一言もしゃべらず何時間もソファーに座っておられたようですが、このとき磯部事務局長が外出の許可を出したのか、教えてもらえますか。  また、許可を出していたのなら、当然、内容も聞いておられると思いますので、教えていただきたいと思います。  最後の質問ですが、平成24年4月1日から法令遵守推進条例を施行しておりますが、年に何回、勉強会を開いておるのか、何月にしてどのあたりの職員まで対象としておるのか、公益通報の事例または相談があったのか、教えていただきたい。  まだたくさん聞きたいことはありますが、壇上での質問は以上とさせていただきます。答弁は簡潔にお願いしておきます。ありがとうございました。 45 ◯議長(西村元秀君) 吉田市長。            〔市長(吉田誠克君)登壇〕 46 ◯市長(吉田誠克君) 14番仲本議員の質問にお答えを申し上げます。  まず、何名の職員さんと話をしたのかというおただしでございますが、3名でございます。  内容といたしましては、その会についての認識について話を聞かせていただきました。そして、その後、教育委員長とも話をさせていただきました。  以上でございます。  その他の質問は担当からお答え申し上げます。 47 ◯議長(西村元秀君) 松田副市長。
    48 ◯副市長(松田秀雄君) 仲本議員のご質問にお答え申し上げます。  12月議会を経て、事案の確認をどうしたのかということであったかと思います。  まず、議会終了後、12月21日に、村上部長すなわち企画政策部長と、人事課長、そして私が、まずその当該職員の、本人でもあるんですが、所属長ということで、教育委員会寺井局長、市民部の吉岡部長から、議会でご指摘いただきましたことについて、部長として、所属長としてどういうことですかということを確認しつつ、同じく12月28日には、まず市民部の方では、吉岡部長同席のもと、人権施策課長に、直接、企画政策部長、人事課長同席の上、事情の確認をさせていただきました。  なお、年が変わりまして1月5日、これはカラオケ店で関係したというところでその人たちを確認をしているんですが、1月5日には、教育委員会事務局長、そして学校教育課長、そして市立病院の次長、その人たちを、企画政策部長、人事課長同席のもと、これの事実確認をさせていただいております。  それで、その経過をどういうふうに、また、女性職員をカラオケボックスに呼び出したまさにその件について、確認をしてどうだったかということについて報告をさせていただきます。先ほど来の確認の上、その経過を私どもの方で整理しましたことに基づいてご報告申し上げます。  当該女性職員は、曙町青少年会館館長、係長級として、日ごろから会館業務をこなしていました。その業務の中で、近隣児童の下校、おおむね片塩小学校の近隣児童の下校時には会館付近の交通量が多く、変則な道路状況となっているため、これは、一応、通常業務としまして、子どもの安全を考え、以前より立哨を行っていたが、平成27年2月5日の立哨の際に、この当該女性職員は迎えに来られていた一保護者と話し込んだというようなことで、他の保護者の方から苦情の申し出があったと。これを受けて、当該女性職員の所属長である人権施策課長は、その日の夕刻、本人と指導員1人を伴って、苦情を申し出られた保護者の方に謝りに行ったんですが、その場では面会をしてもらえなかった。それで、その夜にたまたま、その会ってもらえなかった保護者と人権施策課長、そして本市管理職数名によるプライベートの会が市内のカラオケ店で行われることになっていたので、人権施策課長は、その当日の苦情申し出の件をその日のうちに解決しておきたいという思いから、その夜9時ごろ当該女性職員を呼び出して、その苦情を申し出られた保護者の方に、業務時間中の女性職員が不注意であったというようなことについて謝らせたというのが、私どもが事実経過を確認したことでございます。  ちなみに、このカラオケ店で、本市の管理職員数名といいますのが、先ほど12月中ないしは1月5日に確認をとりました、教育委員会の事務局長、学校教育課長、そして市立病院の事務局の次長が同席していたということで、その後、27年2月5日の話なんですが、業務上の指導を行うに当たって、場所、時間をわきまえず所属職員を呼び出した、これは所属長の人権施策課長に対することなんですが、大変不適切な行為であり遺憾である、今後このようなことがないよう文書をもって訓告するという措置をしております。  また、同席をしておりました管理職の職員につきましては、その業務上の指導をするため、時間、場所をわきまえず職員を呼び出した、すなわち、不適切な行為の場にそういう管理職員も同席していたが、直接業務上の関与がないといえども、管理職という立場であり、その不適切な行為に注意・助言せず看過したことに対しては、今後このようなことが再びないよう厳重に注意をするということで、これは、平成28年1月18日に、私から、また所属の関係で教育長から、そのような措置を当該職員に対してさせていただいたということが事実の経過でございます。  こういうことを通しまして、私どもなりに、一応、内容の確認はさせていただいたということでご報告を申し上げます。よろしくお願いいたします。 49 ◯議長(西村元秀君) 教育長。 50 ◯教育長(土谷尚敬君) 仲本議員からのおただしでございます。  市民の皆さんに誤解を招く偏った行為はということでの私の捉えはというところのおただしでございますが、私自身、指導という中では、誤解を招くような行為はあってはならない、その部分をしたところでございます。いかに個人の時間帯であるといえども、そのことが市民の皆さん方に誤解を招くと、市民の皆さん方が何か違和感を感じられるということであれば、それはやっぱり偏った行為であるのではなかろうかということで、今後ないようにそのような指導をさせていただいたところでございます。 51 ◯議長(西村元秀君) 教育委員長。 52 ◯教育委員長(萱澤昌子君) 仲本博文議員の質問にお答えさせていただきます。  教育委員会の会議の中で、いろいろな話し合いが出ました。その中で、弁護士さんに相談をしてはということが話し合いに出まして、弁護士さんの方にも話を聞きに行かせていただきました。弁護士さんの方に話を聞かせていただいて、これからいろいろな問題が起こるようなことがあれば、委員だけでなく外部の意見も聞く必要があるのではないかという意見が出ましたが、ただいまはまだ審議継続中でございます。また、まだその審議継続中のため、警察の方にはまだ相談には行っておりません。  以上でございます。 53 ◯議長(西村元秀君) 教育委員会事務局長。 54 ◯教育委員会事務局長(寺井正巳君) 仲本議員の、外出時の報告の記録についてのご質問に対してお答え申し上げます。  我々職員は、職務上、市民からの要望なり問い合わせに対しましては、場合によっては家庭訪問をさせていただいて説明をする場合がございます。その説明に対しまして、市民の方がその内容に対して理解をしていただいた場合は、そのような、議員がおっしゃるような不当な要求とは捉えておりません。  したがいまして、その場合につきましては、そのような記録のようなものはとっておりません。  以上でございます。 55 ◯議長(西村元秀君) 市立病院事務局長。 56 ◯市立病院事務局長(磯部昌淳君) 市立病院事務局次長の件でございます。  勤務時間中に公務以外で外出する場合は休暇届を出させております。その当時は、いつかわかりませんけれど、勤務時間中は必ず出しております。それ以外につきましては問題ございません。  ただ、議員おただしの、内容はどうかということですが、私ごとということしかわかっておりませんし、それ以外のことは追及はしておりません。どの職員につきましても、プライベートで外出する場合はプライベートの内容は聞いておりません。  以上でございます。 57 ◯議長(西村元秀君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 58 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(村上裕君) 仲本議員の、法令遵守推進条例施行後の勉強会についてのおただしでございます。  まず、勉強会と言いますけど、研修といたしましては、条例施行前に全職員向けの研修会を実施し、24年11月に、課長補佐級以上の管理職を対象に法令遵守を含む研修を実施しております。また、それ以外、法令遵守という意味で、階層別の研修で、新規職員に対しての地公法の研修などを毎年実施しております。  それから、庁内ネットのフォルダに法令遵守マニュアルを常時掲載しておりまして、全職員がいつでもマニュアルを見ていただけるようにしております。  それから、公益通報の事例とのおただしでございますけども、これにつきましては、平成24年以降、件数はゼロでございます。  以上でございます。 59 ◯議長(西村元秀君) 14番仲本博文議員。 60 ◯14番(仲本博文君) まず最初に市長にお聞きしますが、先ほどの中で全員は呼んでいないということで聞いておりますが、この3名の方を呼んだというこの認識について、どういうような認識でやっておるのかというところで、どこら辺まで詳しく聞いておられるのか。この場で説明しにくかったら説明できる範囲で結構ですので、市長としての態度、これはだめだとか、もっとやりなさいよと言うたのか、その辺のことをどこら辺まで注意したのか教えていただけますか。 61 ◯議長(西村元秀君) 吉田市長。 62 ◯市長(吉田誠克君) 再度の質問でございます。  その会の認識について話をしていく中で、私の感覚でございますが、かなり私の感覚とはずれていたなと、そういう記憶はございます。  以上でございます。 63 ◯議長(西村元秀君) 14番仲本博文議員。 64 ◯14番(仲本博文君) 市長にもう一度聞きますけど、その中で、市長としての指導はどういうふうにしたのか。この会をもっとしっかりしていけよと言ったのか、もうこれはやめてしまえと言ったのか。多分、これ、偏った教育が大変でてると思いますよ。偏ってきとると思いますよ。そのことに対して市長はどういうふうに指導をしたのか、教えていただけますか。 65 ◯議長(西村元秀君) 吉田市長。 66 ◯市長(吉田誠克君) 当該職員には私の考えも伝えております。しかし、教育委員会という形でございますし、教育長もおいででございますので、それ以後、教育長とこの件について話をさせていただいた、そういう経過でございます。  以上でございます。 67 ◯議長(西村元秀君) 14番仲本博文議員。 68 ◯14番(仲本博文君) 最後の、ちょっと聞きにくかったんですけど、市長として、職員がこういう形で会をつくって、カラオケボックス等々に行ってやっとることに対して、それでまた、教育委員会、部長と、いろいろおりますわな。今、8人ほど入っておると思いますけどね。教育委員会のOBも入っておられますわ。そのことに対して、市長部局としてどういうふうな指導をこれからしていこうかと。  この議会では、これ、したくなかったわけですよ。今、実際、聞いたら、中に最初は9人おられたんですかな、9人おられたと思いますけど、その中の1人は1月にやめました、きっぱり言うて。2人が今やめようというところで必死になってやっておられますよ、この間「また一般質問に行くで」と言うたときにね。そういうことを、皆、認識しておられるのかというところです。 69 ◯議長(西村元秀君) 吉田市長。 70 ◯市長(吉田誠克君) 認識しておるのかという質問でございますが、この件につきましては、私の考えも伝えておりますし、十二分にも教育長とも話をさせていただいて、今後についても対応していくということで話をしております。  考え方に相違がございます。それは確認しております。あくまでも5時以降のつき合いについては職員プライベートの認識というところから、こちらの方へなかなか近寄ってもらえないなと、そういう認識をしておりますが、私は私の権限の中で精いっぱい考えを伝え、その結果、教育委員会として、また教育現場として、よりよい形を構築をしていく責任がございますので、しっかりと果たしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 71 ◯議長(西村元秀君) 14番仲本博文議員。 72 ◯14番(仲本博文君) 市長にばっかり言うてあれですけど、私が言いたいのは、市長の権限としてすることがあるでしょう。私らが幾ら言ってもできないわけですよ。市長の権限という大なたがあるでしょう。やっぱりそれを振ってもらわんと、この教育委員会は、どうもこのままやったらただ私物化になりますよ。ほとんどですやん、部長、前部長でしょう。今、課長、その中のまた青少年課の課長、それも全部でしょう、教育委員会ね。こんなんで高田市の教育をどうやっていくんですか。教育委員の方も大変苦労しておられますよ。やっぱり大なた振るうというのは、この間、委員会のときも言いましたけど、やっぱり市長部局がしっかりしていかないと、やっぱり、これ、こういうことをしたらこうなりますよと。降格でもええわけですよ。でしょう。  ちょっと話がずれてしまいますけど、例えば病院、次、局長になる人かもわかりませんけど、この人が局長になったら誰も監視する者がおらんようになるわけでしょう。やりたい放題ですやん。局長が「ここへ出てこい」と言うたら、皆、出ていかなあかんわけでしょう。ある職員さんに聞いたら、教育委員会の最初の新年会のときに「来てください」と。行ったらそういう形になって、もう断れなくなったということの、事情聴取までしてくれておるのかおらないのか知りませんけど、実際、聞いたらそういう話ですよ。やはりここは、本当に、この間、委員会のときも言いましたけども、市長部局が大なたを振ってこれを解体していかないと。  青少年課見たら、2人、OBと課長と連なって車でうろうろして、くるっと回ってきて。私はあれから、よく後をつけるわけですよ、車の後ろをね。わからんように回ってきて、結局は片塩小学校に行って旗振ってますやんか。そういうこと、見たことありますか。 73 ◯議長(西村元秀君) 吉田市長。 74 ◯市長(吉田誠克君) そういう現場は見たことはございません。  質問にお答えを先ほどしたんですけども、精いっぱい、私の持っている権限の中で、教育委員会の立て直し、しっかりとやっていきますので、ご理解賜りますようよろしくお願いをいたします。  以上でございます。 75 ◯議長(西村元秀君) 14番仲本博文議員。 76 ◯14番(仲本博文君) それでは、次の人事のときに本当に楽しみにしております。皆さん、見ておりますので、降格も踏まえてしたってくださいよ。でないと、こんなん、このままでおったら、もうみんながなめていきます。でしょう。もう、なあなあの世界になってしまいますよ、全て、職員。  次に、副市長に聞きますが、夜、女性職員をカラオケボックスに呼び出したということに対して、法令遵守マニュアルってあるでしょう。これ、僕、全部覚えたから、あれやったら講師に行きますよ。全部読ませてもらって、全部覚えました。これ、抵触しとるのが何か所もありますけど、このことに対して、本当に勉強できてるのかできてないのか。これを見ただけで、普通、市民の方も、これ見たら、本当にこんな夜呼び出したらいいのか悪いのか。強要ということでしょう、これ。その会の会長、すなわち、ここで一番最初に、職員、館長が呼び出されたことの一番発端の人がそこにおったわけでしょう。その人が課長に言うて、その課の課長に言うて、呼べと言うて呼んで、どなったということですからね。法令遵守マニュアルの、これ、特定要求か何かがありますが、そこに皆、抵触してきますけど、このことについて企画部の方にも聞きますけども、この部分に抵触すると思いますけど、した場合、どういう懲罰規定があるのかお教えいただけますか。 77 ◯議長(西村元秀君) 松田副市長。 78 ◯副市長(松田秀雄君) 先ほどのカラオケ店の一件ですけども、公私混同とか公務員倫理とか、それは法令遵守の一番最初の原則、職員の責務というところもございます。そういうところにも当然もとる行為であると私どもも捉えております。  ただ、私どもの方は、市長名で文書訓告をさせていただいたり、教育長名で注意をさせていただいたりしておりますが、今、議員がおただしの処分とか、そういった対応につきましては、事象事象をきっちりこちらの方が捉えさせていただいて、事象事象をこういうような法令とかに照らし合わせてどうだという検証のもとに、今後、そういうようなことがありましたら図っていきたいなと考えております。  要は、事象事象を捉えさせていただいて、十分検証してそういうことを決めていくべき事柄かなと捉えておりますので、よろしくお願いいたします。 79 ◯議長(西村元秀君) 14番仲本博文議員。 80 ◯14番(仲本博文君) ということは、副市長、12月から調査をしただけで何もしてないと。こういうことをしたらあきませんよとか、もっとやりなさいとか、何か言ったわけでしょう。その指導は、これは市長がするのか副市長がするのか知りませんけど、どちらがしたのか。やはりこれは、大なたを振るうところはやっぱり大なたを振れる人間が振ってもらわんと、私たち議員が幾ら言ってもどうもいかんわけですよ。その辺の勉強会なり教育、指導はどういうふうになされたのか、教えていただけますか。 81 ◯議長(西村元秀君) 教育長。 82 ◯教育長(土谷尚敬君) 仲本議員の再度のおただしでございますが、その辺の指導という部分を再度おただしいただいておる中身かと思いますが、これは、ふだん、私ども、委員会の中で常に顔を合わせているところでございます。それぞれの動きがどうあるべきなのか、先ほどもお話しさせていただきましたが、誤解を招くと、市民の皆さんが、偏っているのと違うかという、そんな思いを持たれるということはあってはならない、その話をしております。当然、法令にやっぱり抵触する部分もその中には出てくるということも認識しながら平素の活動を進めてほしいということでの指導を続けておるところでございます。 83 ◯議長(西村元秀君) 14番仲本博文議員。 84 ◯14番(仲本博文君) 具体的に、もうそこまでしてはんねやったら指導内容というのを教えてくださいよ。口でただ言ったとか言わんとか、そういう話じゃなしに、今、これだけのことが、これ、2年半前、約3年前から始まっとることでしょう、これ。そのことに対して私が議会で言うまで、何も知らん、腫れ物にさわるみたいな感じでおったわけでしょう、皆。調べた調べたって、何も調べてないですやん、どんな状態で職員が一緒におるのか。  モンスターペアレントと言われる方は、こっちが勝手につけるものであって、どこの世界にもおるわけですよ。教育の場であっても、どんな職場でも皆おるわけですよ。それをどういうふうに対処していくか、そこでどういうふうな縁を切っていくようにするかという、そういう指導を、委員会として、教育委員会でしたのか。また、教育委員会は皆グループやから、仲よしクラブやからこれはしようがないなと思って、もうほっといたのか。そこら辺、どういうふうなことを今まで、今までと言ったらおかしい、12月の議会から今までどういうふうなことに対して取り組んできたのか。もう教育長も今年でやめはるということですので、そういう詳しいことは言いませんけども、きつくは言いませんけど、あれから後にした活動内容だけでもやっぱり報告してもらわないと。ある警察も一緒に入るよということも、あったのは知ってはりますね。教育委員長は、それは知ってくれとると思います。そこまで、皆、高田署も一生懸命になっとるわけですよ、このことに関しては。高田市は本当に恥ずかしいですよ、教育長。  どこら辺まで踏み込んだことの内容をしたのか。一応、「した」だけで結構ですので、してなかったらしてなかったで結構ですよ、それを形だけ言いましたと。どういう内容まで踏み込んでやったのか、警察をまじえてやったのかとか、そういうことがあるでしょう。そこを、わかる範囲で結構ですので教えてください。 85 ◯議長(西村元秀君) 教育長。 86 ◯教育長(土谷尚敬君) 警察を入れてというお話でございますが、私はそのことまではやっておりません。  ただ、教育委員会の職員でございます。前にもお話しさせていただきましたが、保護者との対応はどうあるべきか。例えば、議員のお言葉をかりましたらモンスターペアレントというお言葉がございますけれども、その保護者が一体何をおっしゃっているのか、言うてるのか、そのことをまずたたいていく、その中で次の方向性を探していく。それは委員会職員が常にやっておるところでございまして、今、議員おただしの中身、1月以降の取り組みといたしましては、そのことを、私自身もそのことを念頭に置きながら職員と接してきたところでございます。  結果という部分でございますが、先ほど議員おただしの、青少年センターの青パトというお話もございました。私も、そのあたり、限られたところだけの巡視ということでは困るということは当該の課長にも話をしております。今、私が手元に持っておりますのは、2月の活動計画を持っておりますけれども、月曜日には片塩から土庫、陵西、磐園、浮孔西、高田というふうに回っております。  だから、最初、議員が先ほどおっしゃいました、まだまだ片塩だけでというお話では私はないと捉えております。 87 ◯議長(西村元秀君) 14番仲本博文議員。 88 ◯14番(仲本博文君) もう教育長、今年でもうやめはるということですので、それ以上言うてもあれかなと思いますけど、私、ずっとついて歩いとるわけですよ、あれから。その中で、片塩小学校で旗みたいなのを振っとるわけだ。振ってすぐに、もう高田小学校へ来とるわけですよ、言われやんとこう思って。こんなことをしとるわけ。ずっとつけとるわけ、私は、これはどうしてもやめさせてやらないかんと思ってね。そんなことをしておる。教育長、それ、知りませんやろう。そういうことまでしてどうしても片塩小学校に行かんと怒られると、怖いということで、片塩はちょっとだけやって。見とったら、ずっと片塩のところを通って、土庫の小学校を回って、ずっと私、ようつけてますよ、後ろ。片塩はその時間帯だけ10分ぐらいぱっと旗を振って、すぐまた高田小学校に来とるわけですよ。こんなことをして本当に情けない、職員として。  教育長にばっかり言うてもだめかなと思いますけど、やっぱり私ら市民、私は市民です、市民ね。議員でありながら市民ですよ。もうしっかり皆見とるわけですよ。もうこういうことになったら、「ああ、ここうろうろしとるな」、「ここうろうろしとるな」とチェックしとるわけ。その時間、それだけうろうろするねやったら、実際の職務というのは、青少年課、全然できてないんじゃないのかと不思議に思いますよ。市民の人も、それはおかしく思っておられるところ、たくさんあると思いますよ。「また旗振りとるわ」と、こういう形にしかもう見られていないわけですよ、「また来て旗振りしとるな」と。  教育長だけじゃないかわかりませんけど、これ、教育委員会の事務局長、もうこれ、こういうふうにやれよと。多分、そこの会長の事務局か何かをしとるみたいやから、そのウルハの会の事務局をしとるようやから、「わからんようにやれよ」ぐらい指導しとるのかもわかりませんけど、その辺はもう少し考えてしていただかないとだめかなと思います。  それから、これは、もうそういうことのないようにしっかり。市民が見ておると。もうこれだけ大きくなったら市民が見とるわけですよ、青少年課の課長がうろうろ、うろうろしとる。課長と元教育委員会事務局長、2人、車に乗って仲よう走ってますやん、いつもこの辺、うろうろ、うろうろ。皆見とるわけですよ、これ。もう市民の目がこれだけ来たら、僕のところにも「一緒に走っとるで」とか、よう電話入りますよ。  それから、教育委員の方もいろいろご苦労されたと思っておりますが、やはりここら辺で、外部の人の目線というところで、教育委員の方にはもっとしっかりしていかないと、この教育委員の方を任命したのは、これは市長ですか。市長任命ですね。それに私らが賛同したわけでしょう。ということは、やっぱり私ら賛同で教育委員の人は皆やってくれておるということですから、やはりもっと自覚を持って、仕事もあると思いますけど、今のこの事案だけ、もっとしっかり取り組んでいただきたい。教育委員さんがやっぱりしっかりしてもろたら、やっぱり教育委員会の中ももっと変わってくると思います。  それと、教育委員会の人にちょっと聞きますけど、法令遵守の審査会の委員さん、おられますね。法令遵守マニュアルとあるので、ここの中の委員さんは一般の人もおると思いますけど、そこには、こういうことがありますよとかいうことの相談とかは行ったことはありますか。 89 ◯議長(西村元秀君) 萱澤教育委員長。 90 ◯教育委員長(萱澤昌子君) すいません、行ったことはございません。 91 ◯議長(西村元秀君) 14番仲本博文議員。 92 ◯14番(仲本博文君) ぜひここに行っていただきたい。行って、こういう状態だということも詳しく教えていただきたい。  それと、これは教育長に聞きますけども、学校の先生、教員がおられますわな。これ、どっちに、企画の方に聞いたほうがええのかな、この法令遵守マニュアルの中には入ってくるのかこないのか。この中には、ずっと読ませていただきましたけど、入ってないのかなと思いますけども、学校の教職員の方は入るのか入らないのかということを、ちょっと、わかったら教えていただけますか。 93 ◯議長(西村元秀君) 教育長。 94 ◯教育長(土谷尚敬君) 議員おただしのように、学校の教員はこの市の法令遵守という部分では入っておりません。と申しますのは、県費職員でございますので、県の方での対応ということになっております。(後刻に訂正したい旨発言あり)  それから、先ほど議員におただしいただきました、前の局長と、それから課長が2人そろってというご指摘をいただいておりますが、やっぱり、時間になりましたら子どもたちの下校を見守るという部分で動いておると思っておりますし、また、動いてくれております。  ただ、議員がおただしのように、限られた時間だけ1つの学校におって次へ動いていくという形になっておるのかもわかりませんが、ただ走り回っておるということでは私はなかろうかと思っております。  以上です。 95 ◯議長(西村元秀君) 14番仲本博文議員。 96 ◯14番(仲本博文君) 教育長はそういうふうに思っておるのと、私らが見とるのと、またこれ、全然違いますからね、感覚は。その辺はもっとしっかり、頭に立つ人間であればもっと管理をしっかりせなあきませんわ。  それと、この法令遵守推進条例というのは平成24年4月1日から施行されとると思いますけど、24年ですね。そうやね。このときに、寺井局長とかはそのときは局長であったかどうかは知りませんけど、これに抵触する人じゃないかなと。不当要求とかそういうことに対しては、こういう形をしなさいよという文書を書いてますわな。一切、外出時にしたときは記録を残しませんと書いてますけど、こういうときは皆とりなさいよということを皆書いております。そのことに対してはどういうふうな感覚で記録を残していないのか、教えていただけますか。 97 ◯議長(西村元秀君) 教育委員会事務局長。 98 ◯教育委員会事務局長(寺井正巳君) 先ほども申しましたけれども、そういう市民の方に外出して説明を求めて、私の説明によりまして納得していただいたというような事案の場合は不当な要求ではないと解釈、判断しておりますので、そういった記録は残していないというふうに考えております。よろしくお願いします。
    99 ◯議長(西村元秀君) 14番仲本博文議員。 100 ◯14番(仲本博文君) 市長、聞いてくれましたか。これは不当要求でないということの、市の部長級の局長の答弁ですよ。この答弁を聞いて、不当要求でないのかあるのかということの判断、どこら辺で判断するのか、これには書いてないですやん、詳しく。どこら辺で不当要求に当たるのか当たらないのか。市職員がそこの家に何人も行って、5人も6人も行っとるわけでしょう、いつも。それは公務で行っとるのか私用で行っとるのかということですね、これ。今まで行った回数を全部拾っていったら、大変な数、日にち、行っとると思いますよ。  その点、市長はどういうふうに、この法令遵守マニュアルをつくった意味はどういうふうに考えておられるのか、お聞かせ願いますか。 101 ◯議長(西村元秀君) 吉田市長。 102 ◯市長(吉田誠克君) 再度のおただしでございます。  あくまでも教育現場で起こった事件でございます。教育長の権限内での出来事でございます。しかし、私はそれ以後、私自身も聞かせていただいて、先ほど答弁もさせていただきました。市長という肩書の中でできることをしっかりと今後やっていきますので、ご理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 103 ◯議長(西村元秀君) 14番仲本博文議員。 104 ◯14番(仲本博文君) もう時間も押し詰まってきましたので、もうこれぐらいにさせていただきたいと思いますけれども、とにかく、市長、副市長、市長部局というのはしっかりしていただいて、この内容も、これだけ私が言ったらもうわかってますやろ、次はどういうふうな対処をしていかなあかんのか。  それと、寺井局長は、このことが何も悪いことではないと。仕事中に、公務のときに、解決するかどうか知らん、何のために呼ばれたか私は聞きたいけども、時間が時間で聞けませんけども、これは誰が見ても偏った教育ですよ。やはりそこら辺を正していっていただきたい。これは、また次の教育委員会の事務局長、また任命されると思いますけど、その辺をしっかり考慮していただいて、いい人事をしていただきたいと思います。  私の質問はこれで終わります。ありがとうございました。 105 ◯議長(西村元秀君) 暫時休憩します。午後1時20分より再開いたします。            午後0時17分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時20分再開 106 ◯副議長(萬津力則君) 休憩を解いて、会議を再開します。  ただいま、教育長より先ほどの発言に対して訂正の申し出がありましたので、これを許可します。  教育長。 107 ◯教育長(土谷尚敬君) 先ほど仲本議員のおただしの際に、学校の教職員はこれに抵触するのか、一緒に包括されるのかというおただしの中で、私自身、お答えさせてもらったときに、県費職員につきましては県の方でというふうなお答えをさせていただいたと思うんですが、改めて確認させてもらいます中で、県費職員でありましても、市の学校の方へ勤務をしておる教員につきましてもこの大和高田市法令遵守推進条例に乗っていくということでございました。訂正させていただき、また、おわびを申し上げたいと思います。申しわけございません。(○ページの発言) 108 ◯副議長(萬津力則君) 次に、3番森本尚順議員の発言を許します。3番森本尚順議員。            〔3番(森本尚順君)登壇〕 109 ◯3番(森本尚順君) 議長のお許しをいただきましたので、おおさか維新の会・政友クラブの森本尚順より質問させていただきます。  まず初めに、学校におけるいじめ問題に関する質問をさせていただきます。  いじめの防止等は、全ての学校・教職員が自らの問題として切実に受けとめ、徹底して取り組むべき重要な課題である。いじめをなくすため、まずは個に応じたわかりやすい授業を行うとともに、深い児童生徒理解に立ち、生徒指導の充実を図り、児童生徒が楽しく学びつつ、生き生きとした学校生活を送れるようにしていくことが重要である。また、いじめを含め、児童生徒のさまざまな問題行動等への対応については、早期発見・早期対応を旨とし、対応を図る必要があり、関係機関との連携を図りつつ、問題を抱える児童生徒一人一人に応じた指導・支援を積極的に進めていく必要があると考えます。  そこで、お尋ねいたします。大和高田市教育委員会が作成した、いじめ等にかかわるマニュアルはありますか。  また、各学校で実例研究やカウンセリング演習など、実践的な内容を持った校内研修を行っていますか。  次に、平成26年にまち・ひと・しごと創生法が施行されました。  この法律は、我が国における急速な少子高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯どめをかけるとともに、東京圏への人口の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持していくためには、国民一人一人が夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営むことができる地域社会の形成、地域社会を担う個性豊かで多様な人材の確保及び地域における魅力ある多様な就業の機会の創出を一体的に推進することが重要となっていることに鑑み、計画的に実施することを目的として制定されました。  この法律にのっとり、地方自治体が中心となり、施策を進めていかなければなりません。本市におきましても、人口減少に歯どめをかけることは喫緊の課題となっています。  大和高田市総合戦略策定事業として、地方人口ビジョン及び地方版総合戦略が策定されました。  大和高田市まち・ひと・しごと創生総合戦略について質問いたします。  基本目標、大和高田への新しいひとの流れをつくる集客力の向上と、人的交流の拡大施策の人的交流資源の創出についてお尋ねいたします。  国際交流事業や各種イベント・スポーツ関連の交流イベント・教室の開催支援とありますが、具体的にどのようなイベントを考えているのかお聞かせください。  次に、若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる出産希望の実現施策の出産環境の整備。助産師外来やマタニティークラスの充実、産科医療の充実等、妊娠・出産に対する支援の充実、妊娠から出産までの状態とニーズに応じた支援や相談体制の整備とありますが、具体的にどのような整備や支援を考えておられるのかお聞かせください。  次に、子育ての希望の実現施策。子育ての環境の整備の小児医療の充実とありますが、どのような充実を図っていくのかお聞かせください。  次に、就学支援・教育相談の充実。適応指導教室(かたらい教室)に加え、教室修了者へのフォロー支援とありますが、現在、かたらい教室に何名の子どもさんが通い、先生は何名おられますか。また、フォロー支援はどのようなことをされているのかお聞かせください。  次に、結婚希望の実現施策について。結婚希望者への婚活等の支援、婚活プラットフォームの構築取り組みについてお尋ねします。  具体的にどのようなイベントを開催されるのか、どのような支援をされるのか、また、相談窓口はどこに設置するのかお聞かせください。  次に、子育てに魅力的なまちの発信。本市の魅力や特性等のPR、近鉄線におけるラッピング列車の運行とありますが、ラッピング列車を見た人が子育てに魅力的な町だと思うのでしょうか。ラッピング列車を運行されての、子育ての部分での成果と経済効果を具体的数字でお聞かせください。  次に、放射線治療について。昨年の6月議会の一般質問で、地域医療、救急医療について質問させていただき、医療の重要さを確認させていただきました。  医療について、本市市民の最近の関心のあることは何かと考えました。そこで思いついたのが、1月23日にありました放射線治療センターの竣工式です。  私もこの竣工式に出席し、放射線治療センターを案内され、治療機器の説明を受け、最新の医療技術に少し触れることができ、かつては治らないと諦めていたがんが、今ではかなりの確率で治っていくことを学びました。その1つの重要な治療方法である放射線治療を市立病院でもできるようになった。これは、大和高田市民だけでなく、周辺の住民の方々にとって非常にありがたいことだと思います。  1月25日から放射線治療が開始されています。約1か月半経過している現状で、診療状況はいかがなものですか。治療患者数をふやして収入を確保していかなければ、病院経営に大きな影響を及ぼすと思いますが、そのことについてはいかがお考えですか。  以上で壇上からの質問は終わります。ありがとうございました。 110 ◯副議長(萬津力則君) 教育長。 111 ◯教育長(土谷尚敬君) 失礼をいたします。3番森本議員からの、いじめ問題にかかわってのおただしでございます。  本市において、いじめにかかわります対応マニュアルはあるのかというおただしでございますが、市として独自にマニュアルをつくっておるというところではございません。ただ、平成24年でございますけれども、いじめ早期発見・早期対応マニュアルを県の方から示していただいております。現在、本市におきましては、このマニュアルに沿っていじめの対応に努めておるところでございます。  もう1点おただしがございました、研修という部分で、各学校で先生方がどのような形で研修をされておられるのかというおただしでございました。私ども教育委員会では、県から講師を招き、各学校の生徒指導主任あるいは教育相談担当者にお集まりをいただき、いじめについての研究協議を行うなどしております。そして、そのことを通して教職員の意識の向上を図っております。  学校では、この研修会で学んでいただきました内容を、校内での研修会等で全教職員の共通認識に広めていき、いじめについての理解を深めていただいておると考えております。  今後も、どの子にとっても安心・安全な場が学校であるということをメーンに定めながら、学校と、そして我々教育委員会が一体となり、いじめのない学校づくりを進めてまいりたい、このように考えております。どうぞよろしくご理解賜りますようお願いを申し上げます。 112 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 113 ◯3番(森本尚順君) 答弁ありがとうございます。  そうしましたら、今、教育長が言われたことを整理して言いますと、県から指導主事の人が来られて、そして、担当者にだけ研修を行っているということでよろしいですか。 114 ◯副議長(萬津力則君) 教育長。 115 ◯教育長(土谷尚敬君) 担当者だけというふうに限定されますと、そうですとはなかなか言いづらい部分がございます。担当者そのものが出席をいたします場合はもちろんでございますけれども、そのときに、もう一方一緒に研修会に出てくる、そして、それぞれの学校へ持ち帰っていただくというふうな形での展開になっておろうかと考えております。 116 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 117 ◯3番(森本尚順君) そうしますと、例えば例に挙げますと、高田小学校としたときに、いじめが起こった場合、この県のマニュアルですよね、多分一緒のものだと思うんですけども、これを、全員の先生が研修を受けて、そして理解をして、いじめ問題に取り組んでおられますか。 118 ◯副議長(萬津力則君) 教育長。 119 ◯教育長(土谷尚敬君) 今、委員がおただしのように、各学校の先生方は、いじめというものに同じ方向で取り組んでいただいておるものと考えております。 120 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 121 ◯3番(森本尚順君) 当然そうですよね。全部の校長をはじめ、新任の先生から全ての方が、文科省または県がつくっておりますマニュアル、また、取り組みのポイントというものに全て書いてますので、これに従ってされてるとは思うんですけども、昨年度、よくご存じだと思いますが、後で聞いていきますけども、今から読み上げるのは、文科省の取り組みポイントと。これは、奈良県、各都道府県ですね、全部に通達があって、そして、各地方自治体、高田市やったら高田市に、多分、文書が来てると思うので、それ、ちょっと読ませてもらいますね。  「実効性がある指導体制の確立」、「学校を挙げた対応」、「各学校及び教育委員会は、相互の連絡・報告を密にしつつ、いじめの発生等についてきめ細かな状況把握を行い、適切な対応に努めること。」、また、「校長のリーダーシップの下に、それぞれの教職員の役割分担や責任の明確化を図るとともに、密接な情報交換により共通認識を図りつつ、全教職員が一致協力して指導に取り組む実効性ある体制を確立する必要があること。」と文科省は取り組みのポイントとして挙げておられます。  しかし、昨年、高田西中学校、この校長先生のリーダーシップがとれず初期対応の遅れがあったと、調査の結果、聞いておるんですけども、この件について、いじめ問題がその学校であったのかなかったのか、そこだけお答えください。 122 ◯副議長(萬津力則君) 教育長。 123 ◯教育長(土谷尚敬君) 再度のおただしでございます。  具体名が出てまいりましたけれども、まずは私ども、生徒指導上の問題ということで聞いておりました。ただ、その話を学校の方で解決に向けてお取り組みをいただく中で、いじめだという話が出てまいっております。その中で、そのいじめ問題をどう解決していくのかという取り組みがなされた部分でございます。 124 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 125 ◯3番(森本尚順君) だから、あったかなかっただけ、あった、なかったで結構なんです、時間もったいないから。あったということでよろしいですね。あったということでね。  そうしましたら、先ほど教育長が言われました、そちらに資料をお持ちだとは思いますけども、県がつくられましたところには、いじめ問題、深刻ないじめ事象があった場合は教育委員会へ学校から報告が来て、次に市長に報告をしろというふうにマニュアルには書かれてるわけです。  市長、その高田西中学校のいじめの問題は、報告はありましたか。 126 ◯副議長(萬津力則君) 吉田市長。 127 ◯市長(吉田誠克君) 聞いておりません。 128 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 129 ◯3番(森本尚順君) 先ほど教育長が言われたこのマニュアルに書いてますけども、なぜ報告をしなかったんですか。 130 ◯副議長(萬津力則君) 教育長。 131 ◯教育長(土谷尚敬君) 取り組みが進められ、そのいじめ問題が解決していくという方向性を確認した中で、市長さんの方へは私は報告に上がりませんでした。  以上でございます。 132 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 133 ◯3番(森本尚順君) 方向性と言いますけども、1か月、2か月で終わったいじめ問題じゃないと、調査の結果、わかっております。じゃ、どれぐらい、1年たったら報告するのか、2年たったら報告するのか、どう書かれてるんですか、1回言ってください。 134 ◯副議長(萬津力則君) 教育長。 135 ◯教育長(土谷尚敬君) 今、ご指摘の部分、速やかにということで書かれておったと認識をしております。 136 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 137 ◯3番(森本尚順君) じゃ、速やかに報告はしていないということでよろしいですね。  結局、いじめが起こっても口だけで、全然、教育委員会自体がこのマニュアルどおりにもできない。研修はしていると言うけども、多分、年に1回ぐらいでしょう。そんなんで、教育現場を預かる先生方に指導ができるんですか。これ、いじめ問題って、自殺者も全国では出てるんですよ。大和高田市では、そういった不幸に子どもさんが亡くなった事例、直近ではないかとは思うんですけども、これ、あり得ることなんです。  だから、やはり委員会自体がもっと、子どもたちのことを思うんであれば、もっと自分たちから研修を行ったり、こういうマニュアルも全ての職員が理解して取り組んでいかないと、こんないじめ問題なんかなくなるわけないでしょう。  市長、どう思われますか。 138 ◯副議長(萬津力則君) 吉田市長。 139 ◯市長(吉田誠克君) いじめ問題は、人の命にかかわる大変重要な問題でございます。早く対応し、被害に遭った人、そういう人をいかにフォローしていくかというのが、時間的な配慮も、十分スピード感を持って対応しなければならない問題という認識をしております。  今後、教育委員会、そして市長部局と連携を密にとる中で、しっかりと報告をしていただけるような体制づくりをやっていきたいと思っております。  以上でございます。 140 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 141 ◯3番(森本尚順君) では、今後、4月から新任の先生方も、各小学校、中学校へ赴任してこられると思うんです。やはり早期に、もうあと1か月もありませんけども、そういったところを早急に考えていただいて、新学期からもう、先生方にもまたマニュアルを、高田版マニュアルでもいいじゃないですか、考えていただいて、どうしていくのかというのを早急に対処していただきたいと思います。  最後に、いじめを受けた児童生徒への心のケアについての取り組み、これを最後にお聞きします。 142 ◯副議長(萬津力則君) 教育長。 143 ◯教育長(土谷尚敬君) いじめを受けた子どもへのケアというおただしでございます。  いじめの報告を受ける中で、私ども、市の教育委員会、指導主事が当該の学校へも出席をさせていただき、いじめの事案につきましては具体的に会議の中へも参加をさせていただきながら、いじめ事案の解決に向けて取り組んでおるところでございます。  当然、その中には、今、委員おただしいただきましたように、被害を受けた子どもの心のケア、カウンセラーが出る場合もございます。そんな中で、子どもたちの立ち直りを支えていくというのは当然でございますので、今後もその方向に進めてまいらなければならないものと、このように考えております。  どうぞよろしくお願いいたします。 144 ◯副議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 145 ◯教育委員会事務局長(寺井正巳君) 3番森本議員の、総合戦略の中のスポーツ関連の交流イベントについてのご質問にお答え申し上げます。
     本市のスポーツ振興につきましては、幅広い年齢層に参加していただけるようなプログラムで、体育協会とも連携をとりながら各スポーツ教室を開催し、スポーツ振興を推進しているところです。  スポーツ関連の交流イベントにつきましては、交通の便のよさを利用し、体育協会各部におきまして、近隣市町村、県内、関西地区などのチームを招待した交流大会や、合同の練習会・講習会の開催により、スポーツを通して互いに親睦を深め、切磋琢磨しながら交流を図っています。  スポーツ交流イベントの回数は、サッカー部のスポーツ少年招待大会をはじめ、平成27年度は35回実施しており、今後、人的交流を拡大させ、ボウリング部の県大会をはじめ、各近畿大会、県大会及びイベントを誘致し、平成31年度には40回を目標に取り組んでいく予定です。  また、総合体育館において、奈良県高等学校バスケットボール大会が本市で定着したように、体育協会以外の各団体が行うスポーツ大会やイベントも推奨し、多くの選手や観衆が来場できるように努めております。  今後もスポーツを通じた人的交流の推進を図ってまいりたいと考えておりますので、どうかご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 146 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 147 ◯3番(森本尚順君) 今、局長、言っていただいたんですけども、私の考えとしては、こうやって議員に、きょう、参考資料として回してますし、また、近鉄のラッピング電車と高田川の桜の書いたこの冊子なんですけども、これ、全戸に配付されているものなんです。これ、お金かけてやってるわけで、そこに、今、私が質問しました、国際交流事業や各種イベント・スポーツ関連の交流イベント・教室の開催支援と書いてあるんですよ。  これ、私だけかもわかりませんけど、こう書いていますと、バスケットボールの大会やとか、サッカーを35回やっているとか、そういうふうには見えないですよね。こっちとしては、やっぱり、例えば阪神タイガースの選手を少年野球に呼んできて、そして子どもに触れ合わせるとか、サッカー選手、今やったら、負けちゃいましたけど、なでしこジャパンの選手が来てサッカーの子と触れ合わせるイベントと私は認識していたんですけども、今、寺井局長が言われるのは、近畿バスケットボール大会とか、そんなん市町村のスポーツ関連交流イベントじゃないでしょう。そういうのって、全然、高田市が関係してるスポーツ関連事業じゃないと思いますけど、どうですか。バスケットボール事業で、高田市の子どもさんなり大人の方々が何か関連してる交流のイベント等をされてるんですか。 148 ◯副議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 149 ◯教育委員会事務局長(寺井正巳君) 議員のおただしですけれども、近畿大会、県大会等、例えばソフトボール部でしたら近畿の親善大会を高田市が開催したり、サッカー部についても、県外からの選手を招待して、シニア招待、また、中学生の招待試合などをしております。そういった形で、スポーツを通じて県外から高田市に来ていただくということで、今、考えているところでございます。 150 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 151 ◯3番(森本尚順君) じゃ、もういいですわ。  そうしたら、このスポーツ関連の交流イベントでお聞きしますけども、私が言ったような、そういうプロを本当に子どもたちに触れ合わせてする交流イベント等を考えておらないということでよろしいですね。 152 ◯副議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 153 ◯教育委員会事務局長(寺井正巳君) 再度のおただしでございますが、以前、平成26年度には、奈良県の補助をいただきまして、総合体育館で、プロのバスケットボール、バンビシャス奈良の協力を得まして、バスケットボールのクリニック等をしたことがございます。  また、これは高田市ではないんですけれども、高田市の少年野球の野球のチームが参加しているんですけれども、これは、毎年、橿原の佐藤薬品スタジアムの方で、プロ野球のOBの方に来ていただいて、野球のベースボールキャンプinNARAということで、野球教室ですね、それは高田市の子どもたちも参加しておるような、そういうイベントもございますので、そういった形で、高田市でそういうプロの方に来ていただいて子どもたちと交流していただくということも今後は考えていきたいということでは考えております。  以上でございます。 154 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 155 ◯3番(森本尚順君) そしたら、お聞きしますけど、ここの重要業績評価指数(KPI)とあるんですけども、これ、中学校や高校や、そういった方々のスポーツ交流イベント開催回数と書いてますよね。これ、最終的に数字を入れ込んでいって、また県や国に報告を出すわけですよね。高田市自体、今聞いた平成26年だけでしょう。その前に、私、PTAのときに滋賀レイクスターズも呼んできましたし、その後の会長さんのときはバレーボールも呼んできましたよ。そんなん、お金かからないじゃないですか。やる気がないわけでしょう、はっきり言って。じゃ、ここにもう書かないほうがいいですよ、考えてないんやから。平成26年にしただけでしょう。もう1個は佐藤薬品スタジアム、これ、高田市、関係ないじゃないですか。  だから、言ってるのは、これ、市民に配ってるものなんですよ。みんな見てるわけですよ。何かイベントをしてくれるのかなというようなものになるわけですよ。それを、中学校や高校のバスケットボールをしまた、ああ、サッカーしました、ソフトボールしましたって、それはおかしいですよ。  それと、答弁に抜けているんですけども、国際交流事業や各種イベント、この国際交流というのは何をされるんですか。これ、オーストラリアとの事業をされていますよね、リズモー市か。それ以外のことでちょっと教えていただけますか。国際交流、壇上で質問しているので。担当課はどちらかわかりませんけども。 156 ◯副議長(萬津力則君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 157 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(村上裕君) ほかにといいますと、本年度でしたら、オーストラリアとニュージーランドの方から各都市の議員なり代表者の方が来られて、本市に滞在されて、いろいろと交流を持たせてもらいました。そういうことが例えばあるかと思います。  以上です。 158 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 159 ◯3番(森本尚順君) もう来られたということですか。この間、来てはった分ですか。普通、それも、向こうの議員が来られているのであれば、うちの議員とも触れ合ってこその交流じゃないんですか。市長と触れ合ったのが交流ということでよろしいですか。 160 ◯副議長(萬津力則君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 161 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(村上裕君) すいません、たしか正副議長をお呼びしてのレセプションはしたように思っております。 162 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 163 ◯3番(森本尚順君) もう誰が出たどうのこうのって、普通、交流といえば、向こうもせっかく大人数で来てはんねんから、こっちもお迎えするのが礼儀というものですよ。当然、代表で議長が行ってくださってますから、それはいいとします。でも、これ、市民に関係ないですよね。国際交流事業が、今言われた議員と市長とうちの議長がレセプションに出たと。  私が言っているのは、もうこういう羅列するだけじゃなく、全てにおいてですよ、やはり、こういうふうに国際交流事業と書いてあるんであれば、各種団体の婦人会ですとか文化部の方ですとか、いろんなそういう市民の方に集まっていただいて、そして、何か国際的にまじわれるものを考えていくのであればいいんですよ。そんな、聞いたら、別にここに書かんでもええようなことですよ。  この件はもういいです。次、お願いします。 164 ◯副議長(萬津力則君) 市立病院事務局長。 165 ◯市立病院事務局長(磯部昌淳君) 3番森本議員の、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中の市立病院の産科医療、助産師外来及びマタニティークラスにおける支援や相談体制についてのご質問にお答え申し上げます。  当院の産科医療の中の助産師外来は、医師にかわり、助産師が妊婦さんからの相談を時間をとってゆっくりと受け、妊婦さんが安心して満足度の高い分娩をしていただけるような支援体制をとっております。利用されている妊婦さんは、平成26年度は8月から翌3月までの8か月間で103名、1か月当たり12.87名、平成27年度は4月から翌2月までの11か月で159名、1か月当たり14.45名おられます。マタニティークラスにおきましては、妊婦さん同士の交流の場を提供し、助産師外来と同様に、妊婦さんが安心して出産していただけるよう助言したり、相談を受けたり、また、出産後の赤ちゃんの世話についても話をさせていただくなど、妊婦さんへの支援をしています。  平成25年度は27回開催し、同年度の分娩数は592名、平成26年度は36回開催し、同年度の分娩数は651人、27年度は本年2月末までで33回開催し、分娩数は現在564名です。また、当院の助産師は保健センターとも連携し、妊婦さんへの支援に携わっております。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 166 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 167 ◯3番(森本尚順君) ありがとうございます。今、局長が、数字、具体的な数字で言っていただきましたので、よく理解できました。  もっと高田の市立病院で出産が少ないと思ってたんですけども、かなりたくさんの方々が高田市の市立病院において出産していただいているんだなということなんですけども、1つ、この数字上のことはもういいんですけども、私、余り病院の方へ行きませんので、よくわからないんです。教えていただきたいんですけども、出産されて、入院する病棟、いつごろに建てられた病棟で、そして、またそれが、個室と大部屋、どれぐらいあるのか、ちょっと教えていただけますか。 168 ◯副議長(萬津力則君) 市立病院事務局長。 169 ◯市立病院事務局長(磯部昌淳君) 産婦人科の病棟は今現在の東館、今現在、経過しているのは15年経過しております。建築後15年経過した病棟でございます。  個室の方は、ちょっと数が今すぐ思い出せませんで、申しわけございません。たしか15ぐらいやったと思います。大部屋は6室ぐらいやったと思います。申しわけございません。 170 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 171 ◯3番(森本尚順君) そうしたら、これ、全部で大体約20としましょう。ほな、かなりもう稼働してるわけですよね。やはりこれから高田市、人口減少になっておるわけですけども、こういった、せっかく高田の市立病院で産みたいという人も、年々これ、ふえてるわけでありますから、やはりそういった部分で、これからもう少し病棟をふやし……。当然、ふやせば先生も多く要るかもわかりませんけども、また、やっぱり近隣の市町村を見ますと、産婦人科が非常に減ってきてるという部分がありまして、中南和の高田市立病院の果たせるところという部分からしますと、やはりもうちょっと部屋数をふやすように今後ちょっと考えていただいて、また、先生が足らなかったら足らないで、お金の部分もあるかとは思うんですけども、ちょっとその辺、また考えていただきたいと思います。  次、お願いします。 172 ◯副議長(萬津力則君) 保健部長。 173 ◯保健部長(笹岡貞宏君) 3番森本議員の、まち・ひと・しごと創生総合戦略における、妊娠から出産までの状態とニーズに応じた支援や相談体制の整備についてのご質問にお答えいたします。  議員おただしの妊産婦への支援や相談体制につきまして、本市では平成9年度より、保健センターにおきまして、助産師、そして保健師、栄養士による母子健康手帳交付会、そしてウェルカムベビー教室及び予防接種の手帳交付会等の集団指導を行っておりまして、その際、必要な方には臨床心理士も加えた専門職による個別相談を行っております。  その妊婦相談件数が、妊婦対象事業を中心としまして、平成26年度実績で延べ423件でございます。また、平成31年度には延べ500件の相談を見込んでおります。  なお、さらにメンタル面でのサポートを必要とされる妊産婦につきましては、より詳しい相談にも対応できますように、臨床心理士による相談会を、平成27年度、今、実績で7回実施しております。また、保健センターの方から県助産師会及び市立病院の助産師に依頼しまして、平成26年におきましては妊産婦の家庭訪問を187件、そして、新生児の家庭訪問を176件実施してまいりました。  今後も次世代を担う妊産婦への支援に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願いします。 174 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 175 ◯3番(森本尚順君) ありがとうございました。  本当に、先ほどの市立病院と、今、笹岡部長がお話ししていただいた部分で、教育委員会と違って本当にきめ細やかに対応していただいて、また、実際の数字等もよく把握していただいています。今後ともよろしくお願いいたします。  次、お願いします。 176 ◯副議長(萬津力則君) 市立病院事務局長。 177 ◯市立病院事務局長(磯部昌淳君) 3番森本議員のまち・ひと・しごと創生総合戦略の中の市立病院の小児科医療についてのご質問にお答え申し上げます。  当院の小児科専門医は5名おります。当院と小児科医が6名の国保中央病院は、県内を北和と中南和のツーブロックに分けた小児2次輪番制度の構成病院として、中南和地域の小児医療に携わっております。  近隣の医療機関が、医師不足によって産科、小児科が休業されている中で、当院は医師確保に努め、現状の産婦人科及び小児科診療の継続に努めているところでございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 178 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 179 ◯3番(森本尚順君) 今言っていただいた、小児科医がなかなか確保できないのに確保していただいて、小児科医療にご尽力いただいていること、よくわかってるんですけども、いつも言うんですけども、やはり小児科医が、近隣市町村、また高田市においても廃業されているというのが現実でありまして、やはり、初めて子どもさんを出産されて、特に年間、高田市の方だけとは限らないとは思うんですけども、約600人以上の出産があって、やはり、産んだ市立病院で、夜、赤ちゃんが熱を出した、そういったときにやはり診てほしいなという夜間の救急ですね、ここにもうちょっと輪番をふやすとかいった部分で、いつも局長にはお話しさせてもらってわかってるんですけども、1週間のうち1回じゃなく2回にということを今後も努力していただきたんです。  今、答弁、回答をもらっても、いつも同じ話なので、結構なので、またその辺、ちょっとよろしくお願いいたします。  以上。 180 ◯副議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 181 ◯教育委員会事務局長(寺井正巳君) 森本議員の、適応指導教室に加え、教室修了者へのフォロー支援の取り組みについてのご質問にお答え申し上げます。  何らかの理由により登校できない児童生徒に対して、学校生活への復帰を支援するため、かたらい教室を設置し、現在、6人の指導員により支援をしております。個別面接では、児童生徒や保護者の方を対象にカウンセリングをいたします。また、先生方へ具体的な支援方法をアドバイスするコンサルテーションも行っております。集団適応指導では、同年代の生徒や安心できる大人である指導員との日々の活動から、所属感や充実感を体験的に習得できるように工夫しております。また、学校復帰に向け、各中学校と連携しながら、それぞれの課題に応じて計画的に教科学習を進めております。  教室修了者へのフォロー支援につきましては、教育アドバイザー及び指導員が、就労・就学支援や悩み事へのアドバイスを行っております。平成27年度につきましては、高校進学や仕事についた後に何らかの理由で引きこもり状態にある教室の修了者8名が、かたらい教室に相談に来られております。  今後も一人一人の課題に応じた支援が進められるよう、県の補助事業等も積極的に活用しながら、教育相談及び就学・就労支援の充実に努めてまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 182 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 183 ◯3番(森本尚順君) 何名の子どもが通われていますか。 184 ◯副議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 185 ◯教育委員会事務局長(寺井正巳君) 平成27年度は、相談は102名の生徒が通われておりまして、そのうち不登校の子どもが57名、不登校以外の理由で通われている方が45名ということでございます。  以上でございます。 186 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 187 ◯3番(森本尚順君) そうしましたら、これ、102名の生徒さんを6名のカウンセリングの先生等々で見ておられるんですけども、これ、やはり、専門的に不登校の生徒さんとかを見るに当たりましては、学校ですと35名ぐらいの生徒さんを1人の教師が見るという形になるんですけども、かたらい教室というのはそういう部分ではまた若干違うと思いますので、この102名に対して6名の指導員なんですけども、これで人数は足りてるんでしょうか、先生の数が。 188 ◯副議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 189 ◯教育委員会事務局長(寺井正巳君) 現在のところ、現在の体制で教室を運営している状態でございます。  それによりまして、不登校の子どもが57名おるんですけれども、そのうちの48名が学校に復帰しているというような現状もございますので、その指導員の数で運営しているような状況でございます。  以上でございます。 190 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 191 ◯3番(森本尚順君) そちらで足りてるというのであれば、それでいいと思うんですけども。  1つ提案なんですけども、県が平成28年度、主な人権施策に係る取り組みというのを出されてると思うんです。その中に、県の方は各市町村に対して、かたらい教室だけではないんですけども、各学校にも、大学生、教員を目指す子、また、カウンセラーを目指す子、そういった大学生を、ボランティアという、ボランティアで来ると言っても若干何ぼかはもらえるみたいなんですけども、そういった年代の近い大学生ですと、5つ、6つぐらいしか変わらないと思うんですけども、そういった、やはり身近なお兄ちゃん、お姉ちゃんを招いて、そういったところで触れ合わすというんですか、交流させたりとか、お兄ちゃん、お姉ちゃんやったら言いやすい部分もあるかと思うんです。かたらい教室へ行っている先生方の中には、もう60歳で定年された校長先生とかがおられますので、そうなりますと、やはり「先生」という形になっちゃうと思うので、やはりそういった県の新しい事業もたくさんありますので、その辺、早目に呼んでいただいて、そして、補助事業として申請を上げていただければいいかなと思います。  次、よろしくお願いします。 192 ◯副議長(萬津力則君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 193 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(村上裕君) 森本議員の、結婚希望の実現とはとのおただしにお答え申し上げます。  次代を担う子どもが自分の夢や希望を持ち、心豊かにたくましく育っていくことは、いつの時代においても変わることのない、社会全体の願いであります。  一方、経済的な状況などから結婚や出産に関する希望の実現を諦める人や、悩みや不安を抱えながら子育てをしている人がいます。  そこで、結婚したい、子どもを産み育てたいと願う人が、その希望を実現できるための支援を充実させるため、大和高田市まち・ひと・しごと創生総合戦略において、若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえることを基本原則の1つとして掲げました。  議員おただしの、結婚希望の実現をかなえるために、出会いの場づくりなど各種支援や、婚活等の情報提供や結婚に関するさまざまな相談に応じる窓口の設置、就職のための技能取得・就労支援のための窓口設置などに取り組んでまいりたいと考えております。  なお、相談窓口につきましては市民部内に設けまして、結婚希望の実現を図るための取り組みを進めてまいりたいと思っております。  以上、よろしくお願いいたします。 194 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 195 ◯3番(森本尚順君) 相談窓口は市民部に置くと言われますけども、これは具体的に、じゃ、先に、この4月1日からするのか、また、いつするかわからんというのか、その辺、どんな感じですか。 196 ◯副議長(萬津力則君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 197 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(村上裕君) この総合戦略の取り組みにつきましては、全体の取り組みについて検証する組織として、外部委員さんの組織がございます。それをまた来年から設けていきます。また、内部でも随時、内部の会議を開いて、そのあたりを、全体を決めていきたいと思っております。  相談窓口については4月から設けようと思っています。 198 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 199 ◯3番(森本尚順君) 4月から市民部1階に置かれるということでよろしいですか。  わかりやすく言えば、住民票ですとか戸籍謄本と来るその窓口に結婚相談窓口というものを置かれるということでよろしいですか。
    200 ◯副議長(萬津力則君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 201 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(村上裕君) 市民部は1階と2階にもございますので、ちょっとその辺はこれから決めていきたいと思います。 202 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 203 ◯3番(森本尚順君) 4月1日といいますのは、きょうは3月16日ですから、あと2週間なんですよね。それで、まだ決まっていない。  そしたら、もっと聞きますけども、ここの部局内に、例えば結婚の相談に、「婚活イベント、いつあるんですか」とか、「どういったことをここでしてくれるんですか」という方が来たとしたときに、イベントとか、また情報の提供とありますけども、こういうのは誰が説明して、ここの窓口職員は何名配置されるのか、教えてください。 204 ◯副議長(萬津力則君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 205 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(村上裕君) 具体的な人数はまだわかりませんけども、例えば2階にまちづくり振興室というのがございます。産業振興課がございますので、そのあたりで対応していくようになると思います。 206 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 207 ◯3番(森本尚順君) そうしましたら、担当部局は市民部ということですけども、吉岡部長、今、こういう話が出てますけども、実際にもうそういう人員配置ですとかイベントとか、これ、実際やるのか、もう考えてないんやったら考えてないでいいんですよ。もう傍聴者も、きょう、市民の皆さん、たくさん来てます。高田市も週に1回ぐらいはいろんな虚偽のことで新聞も騒がしとるわけですよ。できなかったらできないで、いつからするでいいと思うんです。4月1日からするといっても、実際できるのかできないのか答えてください。市民部でしょう。 208 ◯副議長(萬津力則君) 市民部長。 209 ◯市民部長(吉岡輝明君) 再度のおただしでございます。  市民部の方で、婚活、それに引き続くいわゆる就労支援というお話は、以前から聞き及んでおります。総合戦略の中でも説明をさせていただいていますし、やはり必要な事業の1つという認識は持っております。  ただ、4月1日からというところですけども、議員、4月1日からの開始を目指すというご返事でちょっとご理解をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 210 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 211 ◯3番(森本尚順君) 企画部長は4月1日と言われて、こっちは4月1日からの予定みたいな話でしょう。まとまってないんと違いますの。まとまってるんですか。 212 ◯副議長(萬津力則君) 企画政策部長兼改革推進局理事。 213 ◯企画政策部長兼改革推進局理事(村上裕君) すいません、私の表現がまずうございました。4月1日を目指して実施してまいります。 214 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 215 ◯3番(森本尚順君) いやもう、実際、じゃ、もうこれ、4月1日に間に合わんかっても、5月1日からするとなったら、イベントとか、その担当職員の配置ですとか、小さい市役所の中でこの窓口を開設せなあかんのですよ。それ、ほんまにできるんですか。4月1日を目指してたけども、今年できませんでしたじゃだめですよ。大丈夫ですか。 216 ◯副議長(萬津力則君) 松田副市長。 217 ◯副市長(松田秀雄君) いろいろおただしをいただいております。  4月1日、それでまた、職務の体制も、今いてる課の内容、それと人事異動等の配置でどういう対処ができるかということは、これから検討させていただくところでございます。  また、今いてる配置の中でも、このような対応をできるとかいうことをしっかりこれから見定めさせていただいて、早く相談に応じられるような体制をつくっていきたいと考えております。よろしくお願いします。 218 ◯副議長(萬津力則君) 市民部長。 219 ◯市民部長(吉岡輝明君) 次に、森本議員の、ラッピング列車の運行の成果と経済効果のおただしがございました。  この中の、まず初めに成果についてのご質問にお答えを申し上げます。  このご質問につきましては、8番の砂原議員からも代表質問においてご質問いただきましたが、地方創生先行型交付金の対象事業といたしまして、平成27年9月23日から平成28年4月20日までの間、1日おおむね14往復でございますけども、近鉄の南大阪線におきまして、本市の魅力、特性等を近隣都市に効果的にアピールすることを目的に、4両の車両外側全面に本市の史跡・施設・子育てなどをあしらったラッピング電車を走らせておるところでございます。  ラッピング電車の運行期間中、大和高田市の詳細な魅力をPRした車内の中づり広告、また、ドアの横の広告、これらを企画、実施をいたしました。さらに、平成28年1月23日、24日の両日にわたって、阿倍野橋駅の横の大型商業施設あべのキューズモールにおいて開催をするPRイベント告知を、近鉄南大阪線のみならず、近鉄奈良線、奈良-三宮間においても12月28日から1月20日の3週間実施いたしましたこともあり、本市ホームページへのアクセス数を2月末現在で昨年と比較をいたしますと、15.7%増加したものと考えております。  これは、市内外の皆様方に本市に興味や意識を持っていただき、これまで本市を余りご存じでなかった方々にも大和高田市の魅力を強く印象づけられたものではないかと考えております。  今後といいますのは今月でございますけども、さらに3月28日から3月31日の間、高田千本桜の同じく中づり広告、ドア横には市民交流センターのオープンの告知、これにつきましても実施をいたします。ご指摘の、子育てに魅力的なまちの発信の充実にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。  次に、経済効果についでありますけども、先ほど申しましたPRイベントを、キューズモールにおきまして、1月23日、24日の両日、イベントを行いました。その中で、ご来場の皆様方にアンケート調査、2日間にわたって約1,000名、アンケートにご協力をいただきました。新年度に設置予定であります有識者による評価・検証組織による評価・検証を行ってまいりますので、このアンケートをもとにご指摘の経済効果等を分析していきたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願いしたいと思います。 220 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 221 ◯3番(森本尚順君) 私、質問で、子育ての部分での成果と経済効果を具体的数字でお聞かせくださいと言ったんです。具体的に出てきたのはアクセス数ですか、ホームページの。15.7%ふえたと。  これ、何でか。このラッピング電車でふえたと思われてるわけですよね、理事者側は。 222 ◯副議長(萬津力則君) 市民部長。 223 ◯市民部長(吉岡輝明君) 再度のおただしでございます。ラッピング電車ももちろんでございますけども、先ほど申しました、キューズモールにおけるイベント、これらも踏まえての皆様方のアクセス数の増加というふうに考えております。 224 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 225 ◯3番(森本尚順君) キューズモール、キューズモールと言われますけど、それは大阪でされたことであって、そんなん一々、大和高田市でどうかなんて、見られた方もいるとは思いますけども、私は、この数字がふえたのは、時を同じくして国庫交付金虚偽の記載を全国的にNHKが放送したから、大和高田市ってどんなとこかなと思って検索された数字かもわかりませんよね。時が一緒ですからね。ラッピング電車を見て、そんな一々インターネットする人が何万人といるのかなと思うんです。  結局は、これ、数字、もう出せないわけですよね。出せるわけないですもん。子育て部分での成果なんか、ラッピング電車で見れるわけないんですよ。でも、ここには書いてあるんですよ、この冊子にはね。まあ、いいです。  じゃ、質問を変えまして、これに関連しまして、魅力発信イベントの参加数というのをKPIで出すわけなんですけども、魅力発信イベントというのはどういったものがあるのか、お聞かせください。このカウントするイベントですね。 226 ◯副議長(萬津力則君) 市民部長。 227 ◯市民部長(吉岡輝明君) ただいまのご指摘の部分が、阿倍野で行いましたキューズモールでのイベントのことでございます。よろしくお願いいたします。 228 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 229 ◯3番(森本尚順君) キューズモールのイベントの参加数だけ入れるわけですか。ほかの高田市がやってる、元気ウィークですか、ああいったものや、おかげ祭り、また、活活祭り、そういったイベントはここにはカウントしないわけですね。 230 ◯副議長(萬津力則君) 市民部長。 231 ◯市民部長(吉岡輝明君) ご指摘のとおりでございます。  このKPIの魅力発信イベントの参加者数3,000人以上といいますのは、キューズモールでのイベントのことでございます。よろしくお願いいたします。 232 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 233 ◯3番(森本尚順君) わかりました。  そうしましたら、ちょっと私、ここにも、同じ高田市のまち・ひと・しごとの部分にもあるんですけども、活活まつり、予算特別委員会でも質問させていただきましたけども、きょう、この資料を市民部の方からいただいておるんですけども、市長、これ、見られましたか。まあ、いいですわ。後でもらってください。ここに、高田活活まつり、平成20年度3万人、平成26年度3万人、平成27年度3万2,000人、こう書いてあるんですよね。これ、高田市の約四十七、八%の人が、市外からも来ておられると思いますけども、大体そんな感じなんですよ。  これ、ほんまにこんな来てると思いますか。そちらから提出していただいているんですけどね、2日間で。奈良の大立山まつり、私たち維新の仲間が調べました。5日間で県発表は5万1,000人です。でも、実際にカウントすれば2万6,000人やったんです。それよりも多かったということなんですよ。  これ、吉岡部長、どう思われますか。この人数。 234 ◯副議長(萬津力則君) 市民部長。 235 ◯市民部長(吉岡輝明君) 活活まつりの来場者数の件でございますけども、どう思われますかというご質問ですけども、商工会議所が集計をとったいわゆる目視ベースでの数だと理解しておりますので、数字が多い少ないと言われますと、ちょっと私、そこら辺の答弁はちょっとできにくいです。申しわけございません。 236 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 237 ◯3番(森本尚順君) わかりました。  じゃ、本年度、私たちおおさか維新の会の仲間も呼んで、実質、全部の入り口ではかりますよ。これが2万人ぐらいやったら、天候状況、いろんなことで3万人やったかもわからないです。でも、何千人やったら、これ、虚偽ですよ、また。行政が虚偽をしているから、市民の団体たちもこういうことをするんじゃないですか。もう、ちゃんとしましょう。  やはり、もう、どんぶり勘定とか、そういう古い、目視ですとか、今、もう平成の時代なんですよ。昭和のどんぶり勘定で進めてたらだめですよ。ちゃんと書類が来て、3万人やったら、誰が見てもおかしいと思ったら注意しなければやっぱりだめだと思いますよ、補助金も出してるんですから。私はお約束します。はかります。そちらもはかってください。それで、またここで議論しましょう。  以上です。 238 ◯副議長(萬津力則君) 市立病院事務局長。 239 ◯市立病院事務局長(磯部昌淳君) 森本議員の、放射線治療の現状と今後についてのご質問にお答えいたします。  放射線治療を行っている患者さんは、1月25日月曜日の診療開始から3月14日月曜日までの7週間、実診療日数35日間で59人。内訳は、当院の患者さんが58名、他院からの紹介患者さんが1人となっております。  当初は診療開始から3月末までの間で50人程度の患者数を目標としておりましたが、診療開始をお待ちいただいていた患者さんが多くおられたため、現在のところは想定以上の結果であると考えております。  今後、現状の患者数を維持していくことは当院だけでは非常に難しく、地域の医療機関や開業医さんからの紹介患者さんをふやしていかなければなりません。治療開始前から継続して行っておりますが、県内の医療機関や開業医さん、一般市民の方々への放射線治療の広報活動をさらに充実させ、年間患者数300人を目標に診療体制の充実を図っていきたいと考えております。  昨年の7月と11月に開催いたしました開業医さんの病診連携の会や、さまざまな機会に放射線治療のPRに力を入れてまいりました。今年3月5日に、当院と医師会、それと保健センターが連携して、放射線治療をテーマにして開催いたしました中和のがん撲滅を目指す会では、これまでのPRの成果もあったんでしょう、さざんかホールの小ホールが満員となりました。市民の放射線治療への関心の高さをうかがうことができました。  また、院内におきましても、昨年度から放射線治療準備委員会で準備を進めてまいりましたが、治療開始後は放射線治療推進委員会として、3月10日に第1回の委員会を開催し、治療実績の増加や増収につなげるための方策の検討を行っております。速やかに具体策を実行し、結果を出すように努めてまいります。  現在、他院からの問い合わせも来ております。まだまだ少ないですが、実際の紹介患者さんの予約も入ってきているところございます。  よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 240 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 241 ◯3番(森本尚順君) 答弁ありがとうございます。  治療開始前から患者確保に努力されていることを聞きまして、安心しております。今後も継続的な取り組みをお願いしたいと思います。  最後に、放射線治療センターの設備機器も最新のものであり、スタッフは優秀であると聞いております。この2点は、高田市民にとっても非常にすばらしい、誇れるものだと思っております。  ただ、治療を受ける患者さんに対して、市立病院の放射線治療が、他院、ほかの病院に比べてこういう点がアピールできること、そういったことがあれば、最後にちょっとアピールしておいてほしいと思います。 242 ◯副議長(萬津力則君) 市立病院事務局長。 243 ◯市立病院事務局長(磯部昌淳君) 森本議員の再質問に対してお答え申し上げます。  市立病院の放射線治療は、議員もおっしゃっていただきましたが、やっぱり最新の高精度放射線治療システムを導入しております。また、医師や放射線技師、看護師などのスタッフも専門性を持ったかなり優秀なスタッフがそろっております。患者さんが安心して最新の放射線治療を受けられることが一番のアピールではないかと考えております。  それから、ほかにも、当院が考えましたことですが、1か月半から2か月ぐらいの期間、ほぼ毎日、患者さんが放射線治療の通院をされるわけです。患者さんのために、より居心地のいい、通いやすい環境を整えることを考えまして、放射線治療を受けられる患者さん専用の駐車場や、直接、放射線治療センターで受け付けするシステム。会計も、治療のたびにすることもできますし、月末でまとめてすることもできるなど、患者さんの利便性を考えた診療体制を今現在とっております。よろしくご理解ください。よろしくお願いします。 244 ◯副議長(萬津力則君) 3番森本尚順議員。 245 ◯3番(森本尚順君) ありがとうございました。  教育長、そして寺井局長、磯部局長は、3月末をもって退職されると聞いております。こういう場で私が言うのもおかしいかもしれませんが、教育改革、病院事業改革のおかげで、少しずついい方向に進んできていると思っております。教育長、寺井さんとは、私、1年生議員ではありましたが、ここでいろんな議論をさせていただいた結果、子どもたち、また市民にとってはいい結果になったと思っております。本当にありがとうございました。そして、お疲れさまでした。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 246 ◯副議長(萬津力則君) 次に、12番戸谷仁史議員の発言を許します。12番戸谷仁史議員。            〔12番(戸谷仁史君)登壇〕 247 ◯12番(戸谷仁史君) 議長のお許しをいただきましたので、政友クラブを代表いたしまして、戸谷仁史が一般質問させていただきます。  議員になりまして1年弱、今回で4回目の一般質問をさせていただくんですけども、いろいろ市のことも見てきました。大和高田市、本当にすばらしいなと思ったこともいっぱいありましたし、これで大丈夫なのか、そういうこともいっぱいありました。  この1年間で、ちょっと2つほど、私自身が涙がとまらなかったことがありまして、1つは、復興支援の「群青」という曲を歌わせてもらったときにちょっと涙がとまらなかったんですね。これに関しては、3月11日に復興支援コンサートが高田市役所でありましたので、聞かれた方もいらっしゃると思います。  もう1つ、今回、一般質問の中でさせてもらうことで、1つ涙がとまらなかったことがありまして、ちょっと皆様にご迷惑をおかけするかもしれませんけども、ご容赦をお願いします。  そしたら、一般質問の中身に入らせていただきます。  まず1つ目、世代間のかけ橋としてと題しまして、質問をさせていただきます。  まず1つ目、地域包括ケアシステムの構築について質問させていただきます。  地域包括ケアシステムというのは、全ての人が高齢者になっても、要介護になっても、住み慣れた地域で最後まで、人生の最後まで暮らし続けるような地域づくりを目的としています。  これに関しまして、民生文教委員会の方で宇部市の視察をさせていただきました。この宇部市では、ご近所福祉サロン推進事業といたしまして、自由な発想や企画を取り入れるため、市民が自主的に設立したボランティア活動を目的する団体を中心に募集し、書類審査により選定された団体に対して助成金を交付する事業としてされております。  この事業の特徴としまして、初年度は120万円助成します。これによってハード面を強化します。ただし、2年目からは助成金が20万円に減ります。なぜかというと、より地域に密着した組織づくりをしてもらって、自主運営してもらう、こういう趣旨でされているということをお聞きしました。  宇部市での成功事例として、iikotoメイトさんというところの視察をさせていただきました。ここの施設ですごかったのは、高齢者の方が子どもにいろんなことを教えてくださるんです。遊びだけでなくて、物づくりもいろいろ指導されていると聞いていました。実際、ここでつくられたものを販売することによって運営費を捻出されているわけです。こうやって子どもと高齢者とその世代間にうまくかけ橋をつなぐことによって、地域づくりをされておりました。  こういうことを踏まえまして、大和高田市においては、地域包括ケアシステムの構築といたしましてどのような取り組みをされているのか、質問させていただきます。  次に、文化レベルの高い大和高田市として質問させていただきます。  去年1年間でも、大和高田市でいろいろなイベントがありました。これに参加させていただいて非常に強く思ったことは、大和高田市の文化的レベルは本当に高いなと感じました。  まず1つ目、市の展覧会です。これを見させてもらって、多分、今、議長室には議長賞の絵が飾ってあると思うんですけども、絵にしても、写真にしても、彫り物にしても、本当にレベルが高いんです。もうびっくりしました。こういうのを見て、本当にこれを生かせないかと思いました。  次に、コーラスのつどいというのを、年1回、イベントをされてるんですけども、これも見させてもらいまして、これに、壇上に乗っている人数だけで500人以上なんです。それこそ子どもさんから高齢者まで、年配の方まで、たくさんの方がコーラスとして乗っておられます。  あと、もう1つ、ときめきの第九というのがされているんです。これ、私自身が大学時代も合唱をやっておりましたので、今回、参加させていただいたんですけども、第九というのは、皆さんもご存じのとおり、オーケストラもついて、非常に人数が必要なんです。私、大学のときに貝塚市の方で出させてもらったことがあるんですけど、貝塚市というのは人口9万人の大都市なんです。そこでやるときに、人数が足りない、コーラスの人数が足りない、だから賛助してくれへんかということで出させてもらったんです。
     でも、大和高田市は、さすがコーラスの町なんですよ。毎年やってるのに、ちゃんと人数がそろうんです。すごい高いレベルが高い。コーラスの町、さすが大和高田市、こう感じました。  こういう高い文化レベルにある大和高田市の市民を使って、世代間のかけ橋にできないか。大和高田市ではそういう取り組みをされていないかどうかというのをお聞きいたします。  次に、市民交流センターの役割について質問させていただきます。  4月に市民交流センター、コスモスプラザがオープンします。それぞれ、2階、3階、4階、それぞれのフロアで特徴づけされていると思います。3階は子育て世代、4階は高齢者のフロアになると聞いております。  このフロア間で特徴づけされていることを中心にして、どのように世代間で交流を持っていくのか、お聞かせ願いますか。よろしくお願いします。  次に、居場所づくりと図書館の役割と題しまして、質問させていただきます。  図書館に関しては、以前も取り上げさせていただきましたけども、昔みたいに単に本を借りるだけの場所ではなくなっていると思います。その役割の中で、今回は、居場所づくりということについてスポットを当てさせていただきます。  ここで、まず、他市の図書館の事例を紹介させていただきます。  鎌倉市の図書館の司書さんが、9月1日、子どもの自殺者が突出して多いことを受けて、ツイッターでつぶやかれました。13時間で4万以上リツイートされました。これに関しては、知っておられる方も多いと思いますけども、ちょっとこの文章を紹介させていただきます。  「もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね。」  このことを読むたびに、私自身は涙がとまりません。まさに図書館が子どものための居場所になり得るという強い意思の発言だと感じております。子どもたちのために図書館が居場所づくりをできる、このことについて、非常に私自身、感銘を受けました。  ほかの事例で、武雄市図書館の事例なんですけども、武雄市図書館では、ツタヤとかスタバとかを使って、市民の居心地のよい図書館をつくろうとされております。図書館自身は静かにしなければならない場所ではない、そうやって、来るときのハードルを下げるために、音楽を流したり、子どもが少し騒いでも大丈夫なような雰囲気づくりをされております。こういう居心地のよさを追求することによって、図書館の中に1つのコミュニティができ上がる、そういう市民の居場所づくりをされております。  また、朝9時から夜9時まで年中無休であけておられますので、仕事帰りのサラリーマンとか、塾に子どもを送り迎えされる主婦の方とか、こういう方が、いろんな世代の方が集われると聞いております。こういう世代間の交流の場所にもなっております。  次に、福岡市総合図書館について説明させていただきます。  福岡市は、人口、特に若者が増加しておりまして、神戸市を抜き、日本で第5位の都市になっております。こういうときだからこそ若者に対する取り組みをしなければならないということで、ヤングアダルトコーナー設置等、いろいろ取り組まれております。  こういういろいろな先進事例もあるわけなんですけども、今、大和高田市の図書館では、この居場所づくりということに関してどのように取り組みをなされているか、質問させていただきます。  次に、健康で長生きするためにと題しまして、質問させていただきます。  今、世の中では、健康寿命という言葉がよく使われるようになりました。医療が進歩して、長生きはできるようになりました。ただ、単に長生きするだけでは楽しくないと。だから、少しでも健康で長生きできることに取り組まなければならない、そういう時代になってきたと思っております。  大和高田市においても高齢化が進み、健康で長生きするためにいろいろ取り組まれていることと思います。  この中で、今回、特に糖尿病について取り上げさせていただきたいと思います。  現在、大和高田市では、糖尿病患者が3,241人、糖尿病が強く疑われる方が5,227人、糖尿病の可能性が否定できない方が6,052人おられると聞いております。  今回、糖尿病について特に取り上げた理由としましては、糖尿病予備群と呼ばれる方が糖尿病にならないためにできることというのは、結構明確なんですね。  1つは特定健診を受けること。受けて、自分が糖尿病予備軍であることをまず認識すること。2つ目は適度な運動をとること。こうやって、予備軍から糖尿病にならないためにやることがはっきりしているので、取り上げさせていただきました。  1つ目の特定健診についてなんですけども、後期高齢者の場合、25年度で受診率が8.3%、26年度で8.6%、国保の特定健診に関しては、25年度では16%、26年度では18%、この数字だけ見ると非常に低いと感じるんですけども、これに対して市としてはどのような対策を立てられているのか。  また、2つ目の適度な運動を促進するために、大和高田市としてはどういう試みがなされているのかを質問させていただきます。  最後に、都市計画道路について質問させていただきます。  中和幹線道路の工事が終了いたしまして、直ちに本郷大中線・大和高田当麻線に着手するとの答弁が昔ありました。  去年、私が6月に一般質問させていただいたときにでも、吉田市長から、この2つの道路の開通に全力を挙げるとお聞きしております。それにもかかわらず、いまだに進捗のきざしすら見えてきていない状況に思われます。本郷大中線の南本町工区について、事業認可は平成7年11月、第1回の事業認可の延伸が平成14年2月、第2回の延伸が平成17年3月、第2回についてはもう吉田市長が在任中のことであります。第3回につきましては23年9月に延伸されまして、今現在、第4回の延伸手続中であると聞いております。  この経過ですね、平成21年1月7日に旧地主より土地を購入された方がいらっしゃると聞いております。こういう状況において、都市計画道路に指定している土地でありますから、これに対して市の方は旧地主から市が買い取るという意思を伝えておられたのか、それとも、そういう交渉をされていたのか、これについてちょっと質問させていただきます。  あともう1点、事業延伸を2回、3回とされてきましたけれども、相手方との交渉がいまだに妥結に至っていない理由というのは何でしょうか。  また、これだけ時間を費やして妥結に至らないのであれば、強制執行という手段も視野に入れてこられたのかどうか、これについてお答え願えますか。  以上で壇上での質問を終わらせていただきます。よろしくお願いします。 248 ◯副議長(萬津力則君) 吉田市長。            〔市長(吉田誠克君)登壇〕 249 ◯市長(吉田誠克君) 12番戸谷議員の地域包括ケアシステムのご質問にお答えを申し上げます。  さて、議員おただしの、地域包括ケアシステムの構築における住民への補助と自主運営についての質問がございました。  本市では、地域包括ケアシステムを構築するに当たり、住民が主体的に互助を展開していただけるように、居場所づくりや、そして介護予防の推進、シニアリーダーの養成に取り組んでいるところでございます。  なお、これらに対しまして、直接、住民への補助金を渡してはおりませんが、人材育成や事業運営の相談、そして自立支援等、フォローアップを適時行うことによりまして、住民によります自主的で多様な活動が展開しつつあると感じているところでございます。  今後、他世代の交流も視野に入れて、本市の関係課との連携はもとよりではございますが、医療、介護、地域住民との連携を図りながら、地域包括ケアシステムの構築に努めてまいりたいと考えております。よろしくご理解を賜りますようにお願いをいたします。  その他の質問につきましては担当からお答えを申し上げます。  以上でございます。 250 ◯副議長(萬津力則君) 教育長。 251 ◯教育長(土谷尚敬君) 同じく戸谷議員の2点目でございます。文化レベルの高い大和高田市についてということで、議員の方からは、本市のすばらしい文化ということでお褒めをいただき、ありがとうございます。  本市でのコーラスでございますとか、市展等の芸術、文化活動は、市内外からも高い評価を得ておるところでございます。この活動を次世代に継承していくためには、子どもたちにもこのことを伝えていくことが課題であろうと考えております。学校教育と社会教育が両輪となりまして、生涯学習社会の構築をしていく。そのような大きな視野でもって取り組んでまいりたい、このように考えております。  教育委員会では、老人施設等で、子どもたちの絵画ですとかコーラスを発表する機会の創出に努めたいと考えております。そのほかにもアイデアあふれる活動によりまして、世代間の交流を図ってまいりたいとも考えております。  この世代間交流の中で、多くの方が、生きる力ですとか豊かな心を再発見していただくよう、子どもたちの社会貢献にもこのことはつながってまいろうと考えております。  文化レベルの高い大和高田市をアピールし続けることができるよう、このように考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 252 ◯副議長(萬津力則君) 12番戸谷仁史議員。 253 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁、ありがとうございます。  私が、これ、思ったのは、子どもの絵であったり、歌声であったり、こういうのを使って町おこしできないか、こういうことを考えたんです。私が見たのは、MOAさんというところの児童画展で絵を見させてもらったんです。これには議長も市長も教育長も賞を出してくださってまして、多分、見られたとは思うんですけども、子どもの絵って、やっぱりすごい楽しんで書いてるというのをすごい感じるんです。こういう力を持った絵を、例えば病院施設であったり、高齢者の施設であったり、そういうところに展示してみたらどうかと感じたわけです。  あと、歌声に関しては、高田市役所にも年末に、愛恵幼稚園の園児さんがキャロリングに来られてたと思うんです。これ聞いて思ったんですよ、これ、ほんまに力づけられるなって。子どもたちが一生懸命歌ってる姿を見て、これ、使われへんかと思ったんです。先ほどと同じように、病院であったり、老人施設であったり、やっぱりしんどいところやと思うんです、その場所って。そういうところに行って元気づけられる、こういうことをやったら元気づけられるんじゃないか、そう感じたから、ちょっと今回、質問させてもらったんです。  今回、こういうことをわざわざなぜここで取り上げたかというと、市長と副市長が行動されてるのを見て、あっ、今やったらできるなと感じたんです。これ、何でかといいますと、コーラスのつどいなんですけども、普通、市長とか副市長とか、来賓で来られたら、挨拶だけしてすぐ帰られるんです。でも、うち、違うんですよ。吉田市長も松田副市長も最初から最後までずっと聞いておられて、ああ、さすがにコーラスのまちの市長であり、副市長だなと感じました。  今、これだけ市長も副市長も理解あるわけなんですよ。なら、今やったらできるんじゃないか、そう感じたんです。だから、今回、こうやって取り上げさせてもらったんですけども、市長、どうでしょうか。こういう試み、できないでしょうか。 254 ◯副議長(萬津力則君) 吉田市長。 255 ◯市長(吉田誠克君) 思わぬところでお褒めをいただきました。私もコーラスは大変大好きでありまして、また、私の奥さんも前に並んでおりますので、最後まで見届けようと、そういう思いで参加をさせていただいております。  今、議員おただしの、子どもさんの絵とかいろんな温かい心をいかに広めていくかというのは、私も同じような方向性で考えております。そういう機会がつくられればなと心から思っておりますので、少し研究をさせていただきたいと思います。  以上でございます。 256 ◯副議長(萬津力則君) 12番戸谷仁史議員。 257 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  急にこんなことを言っても、なかなかすぐには前に向いて進むものじゃないというのは重々承知なんですけども、今、こうやって市長も副市長も理解あるわけですから、この機会に少しでも進めてもらえたらと思います。  では、次、またお願いします。 258 ◯副議長(萬津力則君) 市民部長。 259 ◯市民部長(吉岡輝明君) 次に、12番戸谷議員の、市民交流センターの役割、世代間交流について市民交流センターをどのように活用していくのかとのご質問にお答え申し上げます。  市民が集い、ともに活動し、ともに助け合い、ともに活躍し、活動を通じて友となる、市民交流センターは、共・友の創造により、いろいろな世代の人、さまざまなジャンルの団体が発する活動と交流の輪を広げ、大和高田市に元気とにぎわいを創出する施設として、4月24日に開館をいたします。  施設の中には、4階部分において、主に高齢者が集います、高齢者いきいき相談室、健康交流スペースがあり、3階部分におきましては、主に子どもと子育て世代の親が集います、親と子のすこやか広場がございます。また、2階部分におきまして、誰もが自由に集い、くつろぎ、活動する交流スペースがございます。いかにこの施設を知ってもらい、少しでも多くの広い世代の市民に来館していただくということが重要であると考え、現在、さまざまな仕掛けにより集まっていただけるよう研究を重ねているところでございます。  また、この施設におきましては、各種ボランティア団体、コーラスや文化団体、障がい者支援団体、学校におけるクラブ活動団体等も含めて、多種多様な活動を行う市民活動団体を登録、支援、育成することも役割として考えております。これらの市民活動団体が、先ほど申しました、この施設に集う、より多くの広い世代の市民とともに活動することで、自然と多種多様な世代間の交流が起こるものだと考えております。  また、団体間での交流も活発になり、その交流が、現在、希薄になりつつあります地域コミュニティの再編にもつながるものだと考えております。  しかしながら、これらを大きな流れとするには、仕組みづくりに時間をかけて調整しながら行う必要がありますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 260 ◯副議長(萬津力則君) 12番戸谷仁史議員。 261 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  いろいろ取り組まれてるとは思うんですけども、6月のときからずっと質問させてもらっているんですけども、いまだに市民交流センターはどういうことを行うのか、なかなか認知されてないように思います。  いろいろパンフレットをつくられたりとかされてはいるんですけども、何か違う形で周知してもらうような方法をしないと、オープンまであと1か月なんですけども、いまだに市民から「これ、何できるの」と聞かれるんですね。すぐにできることではないのかもしれませんけども、何かやらないと、いつまでもわからないままに流れていってしまうように思います。  あと、今、自然にそれぞれの団体で、それぞれの世代間で交流が行われるとおっしゃいましたけども、そういうのはなかなか難しいと思うんです。やっぱりそれこそ、市が中心になって、それぞれのいろんな団体間、世代間の交流を促進していかないといけないと思うんですけども、その辺はどうお考えでしょうか。 262 ◯副議長(萬津力則君) 市民部長。 263 ◯市民部長(吉岡輝明君) 再度のおただしでございます。  議員がご指摘のとおりでございます。補正予算でお願いをしております地方創生の加速化交付金の中に、講師謝礼の予算をお願いしているところでございます。これは、活動団体の活性化のために講師を招き、講演会や講座を開催をする。一方、市民向けでは、市民交流センターのPR、一人でも多くの来館者を呼ぶために、子どもを対象にした講演、高齢者を対象にした講演、あるいは成人を対象にした講演、また、これをミックスしたような講演というのを、いわゆる仕掛けづくりを行いまして、交流が生まれるような形をつくっていきたいと考えております。  ご理解のほど、よろしくお願いしたいと思います。 264 ◯副議長(萬津力則君) 12番戸谷仁史議員。 265 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  本当に、もうあとオープンまで1か月です。大体1年間に9万人来館していただけると聞いておりますので、9万人来館していただくためにいろんなことをやっていただかないと、今の状態で進めていってもなかなかその9万人という人数は厳しいと感じておりますので、さらなる努力をお願いして、次、答弁、よろしくお願いします。 266 ◯副議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 267 ◯教育委員会事務局長(寺井正巳君) 戸谷議員の、居場所づくりと図書館についてのご質問にお答え申し上げます。  本市の図書館につきましては、指定管理者制度を導入いたしまして、1年が経過しようとしております。民間の活力あふれる事業展開によりまして、市民サービスの向上につながってきたと認識はしております。  居場所づくりと図書館についてでございますが、図書館の利用目的は、教養や趣味、受験勉強など、多様な使い方があります。誰もが自由に利用できる、市民のための生涯学習の施設であります。平成28年度におきましては、自主事業では、教養リレー講座、ビブリオバトル、親子教室など、年齢層に応じたアイデアを凝らした事業を開催していく予定です。  なお、絵本のおはなし会につきましては、これまで月2回、土曜日に開催しておりましたが、4月からは毎週土曜日にということで回数をふやしまして、図書館の利用の機会もふやしていく予定でございます。  また、市内全小学校への毎月の配本サービスと調べる学習コンクールは、子どもたちと図書館をつなぐかけ橋となり、読書支援はもとより、子どもたちにとって図書館がより身近な存在となり、居場所へと発展していくものと考えております。  今後も、さらに多様な年齢層の方々に図書館を利用していただける機会を設けることで、居場所づくりにつながればと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 268 ◯副議長(萬津力則君) 12番戸谷仁史議員。 269 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  1つずつちょっといきますと、まず、調べる学習についてなんですけども、これに関しては、去年、表彰式もありまして、166作品、応募がありました。これには市長も議長も表彰式には参加いただいたと聞いております。  議長からは、奈良県でこの取り組みが初めてやということで、これは非常によい試みなので、ずっと続けてほしいと挨拶されたと聞いております。市長はこの調べる学習の表彰式に出られて、調べる学習の展示も図書館でありました。多分、これも見られてることとは思いますけども、どのようにお感じになられたか、一言お願いできますか。 270 ◯副議長(萬津力則君) 吉田市長。 271 ◯市長(吉田誠克君) 確かに、図書館を指定管理をさせていただいて、図書館の活用方法、いろんな切り口があるということを改めて私も感じさせていただきました。可能性、ますます広げていきたいなと、そういう思いをしております。  以上でございます。 272 ◯副議長(萬津力則君) 12番戸谷仁史議員。 273 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  これ、福岡市、100万都市なんですけども、ここで同じようなイベントがありまして、これ、図書館司書が小学生に図書館で調べ方を教えるという講座があったんです。これの参加が六十数名なんですよ。高田の図書館は166作品集まりました。どれぐらいすごいことか、多分、数字だけでもおわかりになってもらえると思います。  これだけのことを図書館がやってくれてるというのは、非常に私自身もうれしく思います。学校への本の提供もされていると、今、聞きましたけども、これも去年4月に図書館が指定管理となってから開始されて、少しでも多くの本を提供することで、一人でも多くの子どもたちに図書館というものに興味を持ってもらおうという試みだと思うんです。  これに関しまして、学校図書の場合は、どうしても人数が多い学校の方に配本が多くなってしまいます。その形式的な平等ということに関しては、それで正しいかとは思うんですけども、予算特別委員会でも答えていただきましたけども、少しでも実質的な平等という観点から図書館が配本してくださっているということで、子どもの居場所づくりとして、図書館もその1つとしてやってもらっていることで、非常にうれしく思います。  読み聞かせの拡充なんですけども、私自身が12月に一般質問させてもらって、週1回は最低必要なんちゃうかと言わせてもらったら、もう早速、来年度から実施してもらえると。これ、今まで月2回しかできなかったのは、ボランティアさんにやってもらってたんですけども、ボランティアではやっぱり月2回が限界やということで聞いておりましたが、週1回にする上で、その人手不足に関してはどうされたか、ちょっとお答え願えますか。
    274 ◯副議長(萬津力則君) 教育委員会事務局長。 275 ◯教育委員会事務局長(寺井正巳君) 戸谷議員のおはなし会についてのおただしなんですけれども、これまでの月2回から月4回ということで、4月からさせていただく予定でございますが、これにつきましては、月2回につきましては従来どおりボランティアの方に来ていただくことになっているんですけども、あとの2回につきましては、今、図書館に入っております指定管理者の図書館流通センターの職員さんのご協力によりまして、その方のご協力でおはなし会を進めていきたいということで考えております。  よろしくお願いします。 276 ◯副議長(萬津力則君) 12番戸谷仁史議員。 277 ◯12番(戸谷仁史君) 非常に大変なことかと思うんですけども、そうやってやっていただけて、子どものために、特に読み聞かせというのは、小さいときから本に触れるということが大事なんですよね。そういう認識を私は持ってたんですけども、同じ認識を持っていただいてやっていただけているということで、非常にうれしく思います。  あと、居場所づくりとして図書館でやられてることで、あと2つ気づいたことがあるので、ちょっとここで紹介させてもらいます。  この中で、正月なんですけども、図書館で福袋があったんです。3日間で全部なくなってしまったということで、見られてる方は意外と少ないかもしれないですけど、これ、福袋で、幼児向け、小学生向け、大人向けの3種類用意されてまして、中にどんな本が入ってるかわからないんですけども、それを借りていけるというのがありまして、私自身はこれで借りさせてもらったんです。ここの中に「東京バンドワゴン」という本が入っていたんですよ。これが下町の人情話で非常におもしろいんです。これで続刊がありまして、今、続刊を読んでるんですけども、こうやって少しでも皆さんに興味を持ってもらえるようなイベントもされてるということで、非常にうれしく思います。  あともう1つ、2月の図書館だよりで、学習漫画の提供のお願いが載ってたんです。学習漫画って意外と読みやすいんですね。私が小学生のときに、多分、5年生ぐらいやったと思うんですけど、学校の図書館に漫画「日本の歴史」が入ったんです。ほんなら、みんなやっぱり借りるんですよね。活字の本ってやっぱりハードル高いんですよ、意外と。でも、漫画やと、学習漫画とはいえ漫画だと、やっぱり借りる人が多いんです。こういう取り組みをして、少しでも図書館や本に興味を持ってもらって、それぞれの子どもの居場所づくりというのをしていただいていると感じております。  他市の図書館でもいろんな形で居場所づくりされてます。大和高田市もこうやっていろんなことをしていただいております。  今度、3月25日、またビブリオバトルがあるんですね。市長、どうですか、1回参加してもらえないでしょうか。 278 ◯副議長(萬津力則君) 松田副市長。 279 ◯副市長(松田秀雄君) 私も前に参加させていただいて、また機会があれば、市長をお誘いして、1回、行かせてもらえればなと思いますので、よろしくお願いします。 280 ◯副議長(萬津力則君) 12番戸谷仁史議員。 281 ◯12番(戸谷仁史君) すいません、急に無理なことばっかり言って申しわけないです。お忙しいこととは思いますけども、市長が参加してくれたと、それだけでやっぱり箔がつくんですよね。一議員が参加しても、全然、箔がつかないんですね。お忙しいと思いますけども、一度ご参加いただけたらと思います。  次の質問、お願いします。 282 ◯副議長(萬津力則君) 保健部長。 283 ◯保健部長(笹岡貞宏君) 12番戸谷議員の、糖尿病予備軍に対する取り組みについてのご質問にお答え申し上げます。  本市では、国民健康保険加入者の40歳以上の方を対象に、糖尿病の早期発見の検査も含まれておる特定健診を実施しており、これは先ほど議員おっしゃったように、余り受診率は芳しくないんですけれども、その受診率アップのためにも、がん検診と同日に行える健診日の設定や、受診の必要性を伝える案内文の工夫等に取り組んでおるところでございます。  なお、特定健診の結果で、糖尿病になる危険性がある方も含めた生活習慣に問題のある方につきましては、特定保健指導と題しまして、食事面、そして運動面の改善目標を設定した指導を行うとともに、本年度からは、希望する方について活動量計を無料リースしまして、自分の運動量を自覚することによって、さらなる目標アップを目指す新しい取り組みを始めているところでございます。  なお、来年度は、市民交流センター4階部分において体組成計や骨密度計での測定会を行いまして、自分の体をよりよく知っていただくことで、さらに運動や食生活改善に取り組むきっかけづくりとなるように支援させていただきたいと考えております。  また、議員にご提案いただきましたスマートフォンを利用した先進的な取り組みにつきましても、今後、受診率向上、そして生活習慣改善の動機づけ、継続につながるよう研究してまいりたいと考えております。  以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 284 ◯副議長(萬津力則君) 12番戸谷仁史議員。 285 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  いろいろ取り組んではもらってると思うんですよ。ただ、今、取り組んでてのこの数字なんです。その旨はしっかり理解してもらいたいと思います。  前回12月、ふるさとスマホを取り上げさせてもらって、これ、何がすごいかといったら、人間の欲に直結するんですよ。例えば特定健診を受けます。受けたらポイントがつくんですよね。やっぱりポイントがつくとなったら行くんですよ、人は。ウオーキングもそうなんですけど、歩いたらポイントがつくんです。そういう人間の欲という面に訴えるようなことをやると、やっぱり効果あるんですね。そういうことも含めてしっかり考えてもらいたいと思います。  これに関して、このポイントを市内の商店街の専用ポイントにもししたなら、市内の商店街の活性化にもつながるんです。12月、藤田精子議員もおっしゃってました子育てアプリ、こういうのも含めて、アプリを利用するというのも1つの方法だと思うんですよね。新しい取り組みというのはなかなか進まないとは思うんですけども、もうそろそろ新しいことにトライしていかないと改善が見込めない、こういう状況になりつつあると思います。  前回私が言ったふるさとスマホだけじゃなくて、いろんな新しい方法、いっぱい出てきてると思うんです。そういうことに関して少しでも目を向けてもらって、特に今もう、スマートフォンに関しましては、もう皆さんがご利用されていて、新しいインフラとして認識されてるものやと思いますので、そのアプリという面も含めてしっかりと考えてもらいたいと思います。  そういう要望だけさせていただいて、次、また答弁お願いします。 286 ◯副議長(萬津力則君) 環境建設部長。 287 ◯環境建設部長(山本衛君) 12番戸谷議員の都市計画道路についてのご質問にお答え申し上げます。  現在、本市が事業を進めております都市計画道路は、本郷大中線と大和高田当麻線の2路線でございます。  特に本郷大中線につきましては、南本町工区の高田小学校南側から県道大和高田斑鳩線、俗に中央道路と申しておりますが、そこまでが現在事業中でございまして、開通まではあと地権者3件残しており、現在も交渉中でございます。用地交渉に時間を費やしていることにより、本年度までの事業認可区間を延伸すべく、国、県にお願いし、申請をしております。その中で、国、県から早期に完了するようにとの指導があり、本市といたしましても、今回の事業認可の延伸を最後の4年間と捉え、あらゆる手段を講じて、強い意思で取り組んでまいります。  特に、難航しております地権者さんの対応についてでございますが、用地及び家屋補償につきましては、公共事業の中で定められております補償基準において交渉いたしておりまして、個々の諸事情が異なる中での対応をすることに苦労しておるのが現状でございます。  先ほど議員がおただしの、ある地権者の土地が平成21年1月7日売買ということで、これはどういうことですかというおただしでございますが、通常であれば、事業認可区域内の売買というのは市へ届け出なければいけない、売り主が届け出なければいけないということでございます。その中で、このケースの場合は上の建物の所有者と下の土地の所有者が異なっていますので、その辺を、今ちょっと、現在、法的に問題がないかの調査をしております。その辺をちょっと時間をいただければなとお願い申し上げます。  以上、こういう中で、今後も地権者さんのご理解を得るために粘り強く交渉を重ねてまいりたいと考えております。よろしくご理解願えますようお願い申し上げます。 288 ◯副議長(萬津力則君) 12番戸谷仁史議員。 289 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  平成21年に売買されて、もう6年以上たってるわけですよね。それに関して、当然、都市計画道路なので、公示されてるものですから、旧の所有者としてはそれを知ってることが前提やと思うんです。それに対して売買されてると。市はそれに対して、何も今されてないという状況やと思うんですけども、こういうのは、多分、市の不手際やとは思うんですけど、市長、これ、どうお考えですか。 290 ◯副議長(萬津力則君) 吉田市長。 291 ◯市長(吉田誠克君) ご指摘をいただいた件、またこの後しっかりと説明を聞きたいと思っております。申しわけございません。私はその件については今まで知りませんでした。  以上でございます。 292 ◯副議長(萬津力則君) 12番戸谷仁史議員。 293 ◯12番(戸谷仁史君) 6月にも精いっぱいやっていきますと聞いてますので、知りませんでしたというのはなかなか通用しないかと思います。  これ、何でこのことを言うかというと、今、土地をもう渡してもいいとおっしゃっている方がいらっしゃるんです。今、まだ交渉中なんですけどね。これで、ここを取得したときに残余地が出るので、その残余地を代替地にするということで市と交渉されてると思うんです。ずっともう10年以上、この代替地、ここの買い取りが終わると残余地が出るので、それを待ってくださいという状態で、もう10年以上たってる状況なんです。これ、10年間待っておられるわけなんです。この方に対しては強制執行するぞということをおっしゃってるらしいんですども、この状況だけを聞いて、市長、どう思われますか。 294 ◯副議長(萬津力則君) 吉田市長。 295 ◯市長(吉田誠克君) 議長のお許しをいただきまして、再度お答えさせていただきます。  交渉に私が直接臨むということはございません。担当が精いっぱい高田市のために努力をしておる、そして、少しでも改善すれば報告が来るものと私は理解をしております。  以上でございます。 296 ◯副議長(萬津力則君) 12番戸谷仁史議員。 297 ◯12番(戸谷仁史君) ありがとうございます。  いろいろ思うんですけど、現場の状況というのは絶えず変わっていくんです。やっぱり必要なときには現場を見ることというのは、市長だけじゃなくて皆さんの話なんですども、見る必要があるんじゃないかと思います。そういう現場を見ないことによっていろいろトラブルも起こってきてると思うんです。しっかり現場を見てもらいたいと、そう思います。  同じ件に関して、今、その方は別のところに家を、マンションですかね、借りて住んでおられるんです。これ、市有住宅、近くにあるんですよ。内本町の1番5号という物件があるんですけども、これ、かわりに、代替地が見つかるまでに、ちょっとこれを貸していただくような話をしていただけなかったと聞いているんですけども、それに関してはどうでしょうか。 298 ◯副議長(萬津力則君) 環境建設部長。 299 ◯環境建設部長(山本衛君) ただいまの戸谷議員の再度のおただしですが、近所の市有住宅、要は、都市計画事業者の協力者さんのために一応用意したという住宅でございますが、今現在は、それは使うことなくそのままという状態にしておるのが現状でございまして、その辺は今後もちょっと検討課題として考えておりますので、よろしくお願いいたします。 300 ◯副議長(萬津力則君) 12番戸谷仁史議員。 301 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  土地を売り渡す意思がある方なんです。その方が、残余地を10年待って、よそで家賃も払って待っておられる状態なんです。そのことは、市側としてはどういうふうに捉えられているかわからないんですけども、私から見たらですよ、1人が非常に負担をこうむっておられるように思うんですけども、それに関して、全体のために1人が負担をこうむるというのは何かおかしいように私は思うんですけども、どうお考えでしょうか。  できたら、こう思うということだけでいいんで、すいません、市長、ちょっとお答え願えますか。 302 ◯副議長(萬津力則君) 吉田市長。 303 ◯市長(吉田誠克君) 本題のご提案の趣旨が少しわかりませんでしたので、担当から答えさせます。  以上でございます。 304 ◯副議長(萬津力則君) 環境建設部長。 305 ◯環境建設部長(山本衛君) 先ほどからおっしゃっておられますように、そのある地権者のために、個人のためにということですけども、公共的なものも踏まえまして、まずは今までの交渉をさらに前進すべく、粘り強く地権者さんとはいろいろな対話で話し合いを継続させていただきたいというように思っております。  以上でございます。 306 ◯副議長(萬津力則君) 12番戸谷仁史議員。 307 ◯12番(戸谷仁史君) 答弁ありがとうございます。  本当ね、10年というのは本当に長い期間なんです。本郷大中線に関しては、最初、スタートしてからもう30年ぐらいたってるんですよね。いろいろあると思うんですけども、少しでも早く開通できるように精いっぱい努力はしてもらってる、そう感じてはおります。ただ、まだ進んでないのが現実でありますので、どうやったらこの現実を打開できるか、いろんな知恵を絞ってもらわないと、普通では打開できないと思うんです。  中和幹線に関しましては、県から職員さんが来ていただいて、お手伝いしていただいてたと思うんです。そのときに市の職員さんも一緒に行かれてたと思うので、そこでいろいろ学ばれたと思うんですよ。そういうことも生かしてもらいながら、一日でも早く開通できるように努力してもらいたいと思います。  この中身として、私自身はそう感じてるんですけども、市として、本当に1人の方に負担がかかってるということになれば、当然、それに対する補償というのはしていただけるものやと思ってますし、そうじゃないのであればそうじゃないということで、しっかり交渉していただければいいと思いますので、今、事業延伸についてももう何回もされてる、長い時間がかかってる。時間がかかればかかるほど、いろんな負担をやっぱり皆さんがこうむってこられると思います。時間をかけたらかけただけ、できるかというものでもないと思うんですよ。  いろんなことがそうなんですけども、早くすべきことは早くすべきやと思います。相手方があるので、いつまでに開通しますというのは、当然、市長としても言えない話やと思いますし、誰に聞いてもそれはわからない話だと思うんですよ。ただ、そのための努力を惜しんでる場合ではない。そのためにいろんな手だてが考えられると思うんです。なかなか現場担当者だけではできないこともあると思います。現場へ上の方が行かれることによって打開されることもあるかと思います。本郷大中線に関しては、市長の地元やと思うんですよ。その辺は、やっぱり市長の方はよくおわかりやと思うんです。その辺も踏まえまして、少しでも前へ進めるように努力をお願いしたいと思います。  次、あと、強制執行に関してはどうお考えか、ちょっとお答え願えますか。 308 ◯副議長(萬津力則君) 環境建設部長。 309 ◯環境建設部長(山本衛君) 再度のおただしですが、私が先ほど答弁させていただきましたように、ありとあらゆる手段を講じて頑張っていきたいということですので、よろしくお願いいたします。 310 ◯副議長(萬津力則君) 12番戸谷仁史議員。 311 ◯12番(戸谷仁史君) 最終、強制執行も視野には入れてもらってると思うんです。でも、この強制執行というのは市民に対してすべき行動ではないと思っておられるので、そういう答弁になったと思うんですよね。その辺は非常に私自身もよくわかりますので、ただ、そういうのも視野に入れることは当然必要かと思います。  これ、今おられる方、もうその家が住めない状態になってるんです。よそに借りてて負担なので、もういいかげん、この家を建て替えさせてくれへんかという話が出ているんですよね。  ただ、これ、建て替えたら大変なことになりますよね。当然、都市計画なので、鉄筋は建て替えできないと思うんですけども、そうなったら、木造は一応、法律的には建て替えできる話なんです。こういうことをおっしゃっているんですけども、これに対して、建替えに関しては建築許可というのはおりるんでしょうか。 312 ◯副議長(萬津力則君) 環境建設部長。 313 ◯環境建設部長(山本衛君) 再度のおただしですが、事業認可区域内での建築許可はおりませんということでございます。  以上です。 314 ◯副議長(萬津力則君) 12番戸谷仁史議員。 315 ◯12番(戸谷仁史君) 木造でもおりないということですね。  そういう形で非常に負担をこうむっておられるのであれば、早く解決したらこういうことはなかったと思うんです。今まで時間がかかってるからこういう話になってきてると思うので、そういうことも踏まえて。  現場の担当の方がやってないとは思ってないんです。精いっぱいやっておられると思います。そのことも含めて、市全体としてこういう用地買収は非常に難しい問題やし、微妙な問題やとは思ってるんです。そのことも踏まえて、しっかり考えてやっていただきたいと思います。  以上で一般質問を終わらせてもらうんですけども、最後に少しだけちょっとお礼なんですけども、6月に小学校卒業まで医療費無料化拡大できないかという話をさせてもらったんですけども、今回、8月から中学卒業まで拡大されるということで、非常にうれしく思っています。大和高田市は、子どものためにも一生懸命やっていただいてる。なかなか市側としては、市の立場でやってくださってると思うんです。私らは議員ですので、市民の側の立場に立てる、そう思ってます。だから、市の立場と市民の立場と、これ、車の両輪としてこれからも前向いて進んでいけたらいいなと思ってます。  今回もいろいろ質問させていただきました。本当に誠実に、一生懸命、皆さんやってくださってるなと実感しております。これからもこういう良好な関係で、市民全員が住んでよかったなと思えるまちづくりを進めていくために一緒に頑張っていきたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします。  以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 316 ◯副議長(萬津力則君) 暫時休憩いたします。40分より再開いたします。            午後3時28分休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            午後3時43分再開 317 ◯議長(西村元秀君) 休憩を解いて、会議を再開します。  おはかりいたします。  本日の会議はこれで打ち切り、あす17日に再開したいと存じますが、ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 318 ◯議長(西村元秀君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日は、これをもって延会いたします。            午後3時44分延会 Copyright © Yamatotakada City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...